記事一覧 市営住宅会話できぬ外国人除外 共生プラン逆行批判の声、福井 (2010年12月17日午前8時27分) 福井市は今春から、外国人が市営住宅に入居する際、日本語によるコミュニケーション能力を欠く場合は申し込みを受け付けないとの規定を設けていることが、16日までに分かった。県内では県と9市のうち、こうした規定を設けているのは福井市のみ。実際、この規定を知り入居をあきらめた外国人もいた。国際交流関係者や専門家からは「言葉の問題だけをとらえ、入居できないのは行政としておかしい。外国人を排除する口実ではないか」などと批判の声が上がっている。 久保信夫・市住宅政策課長は「団地の自治会から、日本語をうまく話せない外国人と住人との間で、ごみ分別や騒音など生活ルールをめぐってトラブルがあると聞き、規定に盛り込んだ」と説明している。 同市は、本年度から多文化共生推進プランに基づく外国人と市民が安心
記事一覧 北陸新幹線延伸へもんじゅカード 3者協議で知事「エネ国策対応再考も」 (2010年12月17日午前8時04分) もんじゅの安全確保や地域振興を話し合う3者協議会であいさつする西川知事(左)=16日、東京都千代田区の霞山会館 万が一約束が果たされない場合は、県としても国策への今後の対応の在り方を考えざるを得ない−。16日開かれた文部科学、経済産業両大臣との3者協議で、西川知事は「もんじゅカード」を真正面から切り、北陸新幹線の県内延伸実現を強く訴えた。運転再開を認めたもんじゅは、トラブルでまたもや工程延期。一方で県が求めた延伸も、政府の予算編成が大詰めを迎えてなお見通しが得られない状況。両大臣を見据えた目には覚悟がにじんだ。 協議の冒頭、知事は地域振興策の着実な実行が運転再開を了承した前提だと切り出た。4月の前回協議で、その後の鳩山由紀夫前首相、平野博文前官房長官の発言で、いずれ
記事一覧 「装置落下、大トラブルでない」 もんじゅで笹木副大臣 (2010年12月18日午後0時31分) 原子力機構の職員らを前に訓示する笹木文部科学副大臣=17日、敦賀市のもんじゅ 文部科学省の笹木竜三副大臣は17日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)を訪れ、職員に訓示した。笹木氏は8月に原子炉容器内に炉内中継装置が落下したトラブルについて「装置の落下は(トラブルとして)大きいものではない」と発言した。 16日の西川知事と文部科学、経済産業両大臣の3者協議を受けて敦賀市を訪れた。もんじゅでは鈴木篤之原子力機構理事長ら約120人を前に「トラブルとしては大きいものではないと認識しているが、今後の工程を変更した」と説明した。その上で「本格運転に向け、安全と情報公開が第一原則。使命感を持って取り組んでほしい」と激励した。 発言の意図に関し笹木氏は、記者団に対し「安全評価
効能がないのに「がんも治る」「認知症にならない」と電話で勧誘し、キノコの一種ヤマブシタケを売っていたとして、消費者庁は17日、特定商取引法違反(不実告知など)で健康食品販売会社「幸の華」(東京)に3カ月の業務停止命令を出した。消費者庁によると、これまでに契約者は延べ5万人、約12億円の売り上げがあるという。
全国の県庁所在地で最も人口が少ない松江市(約19万2300人)が、その座を返上することになった。島根県議会が17日、東隣の東出雲町(約1万4700人)を編入合併する議案を可決したため。来年8月1日の合併後は約20万7000人となり、甲府市(約19万3000人)、山口市(約19万5500人)、鳥取市(約19万6000人)を上回る。 松江市の人口は、「平成の大合併」前まで14万人台で、当時は山口市よりも多かった。05年3月の周辺7町村の編入合併で19万人台になったが、他の県庁所在地も合併で規模が拡大したため、人口が最も少なくなった。合併後は鳥取県も含む山陰の自治体として最も人口が多い市になる。
神奈川県が県内の朝鮮学校5校への補助金交付を決めたことを受け、拉致被害者の家族会は17日、交付に抗議するため、県や横浜、川崎など3市が来年2月5日に横浜市で開く集会について県からの後援依頼を断る方針を決めた。支援組織「救う会」も同日、後援依頼を断った。 家族会と救う会は「(朝鮮学校の)教科書に拉致被害者の救出運動を否定する記述が残ったまま交付を認めたことは拉致問題解決にも大きな影響を与える」と知事の姿勢を批判した。 松沢成文知事は教科書の反日的記述を問題視し11月、補助金交付を留保し、朝鮮学校への調査を実施。朝鮮学校側は2013年の教科書改訂時に「見直しを働きかける」と回答したため、今月15日に「教科書を見直す方向性が示された」と留保を解除する方針を明らかにした。 横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(74)は「記述の改訂が確認されてから決めるべきで、約束が破られる心配もある
神奈川県の広い地域で15日以降、黒い砂状の物質が降り積もる現象が続き、自治体に「原因は何?」と問い合わせが殺到。情報収集にあたった県は17日、富士山の火山灰が飛散した可能性があると発表した。 主成分はケイ素で、健康被害は報告されていない。15日朝には富士山の東側で火山灰が巻き上がっているのを、山梨県山中湖村のペンション経営、浅見紀之さん(43)がカメラに収めた。 この日は、富士山上空で強い西風が吹き、火山灰が東へ運ばれたとみられる。「工場排煙か」などと諸説入り乱れたが、富士山からの意外な風の便りで「黒いウワサ」はかき消された。【木村健二】 【関連記事】 <ニュースの一報>黒い砂状物質:湘南地域などに飛散 <謎の物体>福岡上空に謎の光 <なぞに迫る>はやぶさ:大粒の微粒子数百個 「イトカワ」の物質か <なぞに迫る>カプセル内で確認された「イトカワの微粒子」顕微鏡写真 <なぞに
ロームはホコリが積もってできた 赤土とも言われる関東ロームは、関東平野の西にある富士山や浅間山が噴火して降り積もった火山灰だとふつう説明される。しかし、それは間違いだ。ほんとうは、河原の砂泥や畑の土が春の強風で巻き上げられて風下に降り積もってできた。つまりホコリだ。 火山はめったに噴火しない。富士山はもう300年も眠っている。いっぽうロームは毎年0.1ミリ、100年で1センチ、1万年で1メートル積もる。関東地方の河原や畑には火山灰がたくさん露出しているから、関東ロームの構成物にも火山灰が多い。 関東ロームを水洗いして中から鉱物をみつける実験手順が学校教科書にのっている。そうやって石英だの角閃石だのを子どもたちに自分でみつけさせて顕微鏡の下で観察させる手順はよいのだが、「火山灰がはいっているからローム層は火山の噴火でできた」と結論させるのは間違っている。 火山が噴火しなくても、ロームは毎年積
ウィキリークス問題は、いまだ世界のあちこちに波紋を呼んでいるが、「情報流出」「暴露」といえば、日本でも気になる事件があった。 先月末に第三書館から出版された「流出『公安テロ情報』全データ」がそれである。警視庁公安部から流出した「テロ情報」を満載した本だが、そこでは公安がどういう人物を「テロ」操作対象としているかを、写真や個人情報を一切隠さず掲載している。そしてそのほとんどが、日本にいるイスラーム教徒である。 本が出たとたんに私がしたことは、真っ先に知った名前はないか、探すことだった。私の勤める東京外国語大学には、外国人留学生が多く学んでいるからである。二年前に政府が「留学生30万人計画」を打ち出して以降は、留学生の増加は一層顕著だ。そうした学生が困ったことになってはいないか、知り合いに嫌疑がかかっていないか・・・・。 これまでもイスラーム教徒の学生が警察に疑われているのでは、と思われる例は
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