千葉県内で大規模停電が続く中、電力大手各社が復旧に向けた要員や、電力供給のための電源車などの応援派遣を拡大させている。台風通過直後の9日に、各社が応援を表明。この時点では、合計で約1300人、電源車46台を派遣するとしていたが、東京電力側からの追加要請もあり、11日午後の時点で派遣要員が計2400人、電源車150台と大幅に増やしている。 関西電力が11日に、協力会社を含めた358人の追加派遣を発表したほか、九州電力も約100人を追加増員した。各社ともに電力復旧の支障となっている倒木などの伐採に従事できる要員も派遣している。 災害時の電力各社の応援協力では、昨年の北海道胆振東部地震では、8社合計で延べ約1700人が派遣されており、今回の台風15号での応援は、この規模を上回っている。