リビア暫定政府に群衆が乱入 1月22日 14時0分 北アフリカのリビアでは、カダフィ大佐の独裁政権の崩壊を受け、新たな国づくりが進められていますが、国民の間では旧政権の一部の高官が引き続き職務を行っていることなどに対する不満が高まっていて、21日、群衆が暫定政府の本部に乱入する騒ぎとなりました。 リビアでは去年、42年にわたって続いたカダフィ大佐の独裁政権が崩壊し、暫定政府による新たな国づくりが進められています。しかし、旧政権の一部の高官が引き続き職務を行っていることや、旧政権との戦いで負傷した兵士への補償額などを巡って、国民の不満が高まっており、北東部ベンガジにある暫定政府の本部前では数週間前から抗議のデモ活動が行われています。21日、暫定政府を率いる国民評議会のアブドルジャリル議長がデモを抑えようと演説を行ったところ、群衆の一部がペットボトルを投げつけたり、議長の車に火を放ったりしたう