ハイエク - 「保守」との訣別 (中公選書) ハイエクについての解説書は多数があるが、本書の特徴は、サブタイトルにある「「保守」との訣別」ということなのだろう。 と曖昧に書いてしまうのは、私はハイエクを保守主義者だとはまったく思っていないので、そこにあまり重要性が感じられないことがある。ただ、日本の言論風土のなかでは保守と見られるのかもしれない。 というか、単にリベラルという言われる人々や知識人と言われる人が、なんとも奇妙な存在だからというだけのようには思える。 ハイエクの解説書では、バトラーのものがわかりやすかった。 ハイエク―自由のラディカリズムと現代 こちらには「ラディカリズム」とあるように、ハイエクはどちらかというラディカリズムにあり、保守とはそもそも相容れない。 先の書に戻って。 保守うんぬんを除いても、ハイエクについてよくまとまっていると思えるが、なんとも読みづらい印象があるの
![ハイエク - 「保守」との訣別 (中公選書)、読んだ - finalventの日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e25c51980b2b13b593499eca9f50dd08c2454bc/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fimages.amazon.com%2Fimages%2FP%2F4121100131.01._PC_SCMZZZZZZZ_.jpg)