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ブックマーク / www.style.fm (25)

  • WEBアニメスタイル | メールマガジン「入江泰浩の『週刊・作画基礎講座』」

    『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』『KURAU Phantom Memory』などの作品で知られるアニメーター&アニメ監督の入江泰浩が、メールマガジン「週刊・作画基礎講座」をスタートさせる。配信を行うのは「まぐまぐ!」。 「週刊・作画基礎講座」はタイトルどおり、アニメの作画について、動画による作例を元に講義するもので、週1回配信される。購読は有料だが、現在、サンプルとして【Vol.01】を無料で読むことができる。サンプルを見る限り、かなり実践的な内容となっているようだ。詳しくは以下のページでチェックしていただきたい。 まぐまぐ!・メールマガジンカテゴリ分類・教育・研究 http://www.mag2.com/j/sch/se/01/0001.html (10.12.16)

  • WEBアニメスタイル | 『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』制作秘話!! 第2部 総集編映画を作る苦労と旨味

    ── 監督的には、コンテに入る前から大体どんな仕上がりになるのか、読みはあったんですか。ボリュームであるとか、スピード感であるとか。 今石 うーん、あんまり見えてなかったかな。今回は『紅蓮篇』よりも全体像が想像できなかったんですよね。まあ、内容的にどんな話が入るのかは知ってるわけだけど、それを映画としてお客さんが観た時、どういう感情を呼び起こすのか。個人的には「仁義なき戦い」みたいな映画にしたいなあとは思いつつ、どういう種類の映画になるのか、よく分からなかった。TVの画をそのまま使わざるを得ないので、いわゆる映画的な山場の作り方とは変わってきてしまうし。特に『螺巌篇』は、小刻みに中くらいの山場が続いていく感じになるわけですよ。『紅蓮篇』のほうは、それでもまだ大きな山場が作りやすかったんだけど。 ── シモンが牢獄から出て以降は、まったく休んでないですからね。 今石 そうなんですよね。前半の

  • WEBアニメスタイル | アニメ音楽丸かじり(23)新海誠イメージアルバム「Promise」特集!

    アニメ音楽丸かじり(23) 新海誠イメージアルバム「Promise」特集! 和田 穣 『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』など新海誠監督の諸作品を飾った天門の楽曲を、オーケストラ編成でリアレンジしたイメージアルバム「Promise」が12月9日に発売される。演奏を担当するのはオーストラリアのエミネンス交響楽団。アニメやゲーム音楽をレパートリーの中心に据えるという世界でも珍しいオーケストラだ。 このたび「Promise」の発売に際し、エミネンス交響楽団の代表・芸術監督を務める由良浩明さんにお話をうかがうことができた。由良さんは6歳でオーストラリアに移住した経歴を持ち、楽団を率いる一方でご自身も国際的に活躍するヴァイオリニストだ。今回の「アニメ音楽丸かじり」では、特別編として「Promise」の制作に関するインタビュー記事をお届けしたい。 ●PROFILE 由良浩

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』第20回 撮影(6)

    【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』 第20回 撮影(6) 今度は新子が「家出」を決意、備えに持っていくため、米を一升瓶に詰める、というCut782。薄暗い納屋の様子が、次第にできあがっていく過程に注目。 ●何も処理をかけていない状態。壁の羽目板の隙間から差し込む夕日の光を感じたい。 ●光芒を作る。左下枠内にあるフレア光素材を引っ張り延ばして作る。このフレア光は、元は別の作品の街灯の光だったもの。色々重宝している。 ●明るい色の新子も作る。 ●明るい色の新子を、光が当たっている部分だけ切り取る。 ●手元も明るくしたいので、元のセルをコピーして部分的に切り取る。これを元の素材に重ねてスーパーすると、新子の手元がボンヤリ明るくなる。 ●これらを元の素材にのせるとハイライトが出来る。だが、まだ何か物足らない。 ●そこで、最も光の当る部分にフレアを追加してみる。これも2と同じフレア光を加

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』特別編 原撮・動撮(3)

    【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』 特別編 原撮・動撮(3) 第3回目は川口博史の担当カットを御覧いただこう。劇場『どんぐりの家』『絶対少年』『忍たま乱太郎』『かいけつゾロリ』など、亜細亜堂作品を中心に原画・作画監督として活躍している。作ではメインアニメーターとして尾崎和孝、今村大樹と共にクレジットされている。 ●子ネコと遊ぶ光子 cut#754 メインアニメータの一角、川口博史さん。「『BLACK LAGOON』の原画が描きたい」と、やってきたはずだったのだが、ふたを開けてみると子ネコみたいな愛らしいものがとにかく上手なので驚かされた。このカットは、はじめての子ネコに注ぎっぱなしになった光子の目線がまたよい。ここでニッコリとでもさせてしまえば、媚を売ることはできるだろうが、幼児を表現したことにはならない。そういうところを理解した芝居がなされている。それこそ微笑ましさなのだ、

  • WEBアニメスタイル | 【情報局】TVアニメ・ピックアップ091026 タツノコ草創期を追うドキュメント、再放送あり

    新番組が始まって、ひと月近くになるが、いかがだろうか。編集部では、今季はなぜか「エロコメ」が多いのではないか、という話になっている。 さて、前回の告知が間に合わなかったが、24日にNHK BShiで放送された「ハイビジョン特集 アニメ青春時代 夢に挑んだ男たち」が興味深かった。タツノコプロとその創設者・吉田竜夫を追ったドキュメンタリーだ。笹川ひろし、西岡たかし、小山高生、押井守、天野喜孝、中村光毅、大河原邦夫らの証言でつづるタツノコ草創史は、個々には、様々な書籍ですでに紹介されたものだ。だが、映像でみせられるとやはり違う。特に、吉田竜夫、須田正己の画の巧さにはうならされた。早世したため、なかなか振り返られる事の少ない吉田だけに、こうした番組は嬉しい。10月30日(金)深夜23時20分からNHK BShiで再放送されるので、見逃してしまった方もこの機会にぜひ。 こちらもすでに放映されてしまっ

  • WEBアニメスタイル | 細田守作品逆ロケハン戦記 第10回 現実との足し引き! 「演出家」との戦い(後編)

    どうかんやまきかく ロケハン写真に基づいた背景美術の1枚を単独で見ても、映画を見たときのような強くて印象的なリアリティは意外に感じられない。当然ながら、現実との類似度という点においては写真に適うはずがない。背景美術は映像の中にあって初めてその領を発揮する。背景画をDVDの一時停止や書籍の図版で見るときの体験は、映画を見ているときの体験とは異なっている。絵画芸術は、単独の静止画として観察者に豊かな体験を生むように制作されたものだが、背景美術はそうではない。映画という有機的な構造の中で、他のカットとの関連において初めてその意味が立ち現れる。 劇場版『デジモンアドベンチャー』で、アグモンとヒカリが交差点にいるシーンがある。これを例にして、ロケハン写真がいかに映像の流れの中で「利用」され、ただの現実の断片から背景美術となっていったのかを垣間見ることができる。 SHOT 28は、アグモンが歩道上か

  • WEBアニメスタイル | 細田守作品逆ロケハン戦記 第9回 現実との足し引き! 「演出家」との戦い(前編)

    どうかんやまきかく たとえば点灯する信号機、たとえば停止する自動車、たとえば観光する旅行客。単に舞台を訪問するのであれば何とはない存在が、「劇中カットと可能な限り同じ構図」を信条とする「逆ロケハン」にとって恐るべき相手になることをこれまでの連載で示してきた。しかしそれは彼ら自身が望んだことではない。その信号機が青であること、そこに自動車が停まっていること、そこに旅行客がいないこと。これらを望み、コントロールしてきた真の相手は画面の外にいる。それはアニメ制作スタッフ、とりわけアニメ演出家である。演出家の手にかかれば、現実にない何かを足すことも、現実にある何かを引くことも、鉛筆一、指示ひとつで十分だ。筆者らは演出家の「演出」と戦ってきたと言ってよい。 演出家による「現実との足し引き」が「逆ロケハン」の戦いに及ぼす困難は、「劇中カットと可能な限り同じ構図」を撮ることの障壁になることだけではない

  • WEBアニメスタイル | 細田守作品逆ロケハン戦記 第8回 静かなる家屋への訪問! 「屋内」での戦い

    どうかんやまきかく 大変恐縮だが、はじめに前回の内容を訂正させていただきたい。お気づきの読者も多いとは思うが、「筆者は恥を忍んで『逆ロケハンしてるからそこどいて!』と叫ぶ」つもりなど毛頭なかったのだ。それは筆者が小心者だから、ではなく、他所様に迷惑をかけないのが「逆ロケハン」の掟だからだ。観光客の皆さまの楽しいひとときを邪魔する行為は、この掟を破ることに他ならない。 「他所様に迷惑をかけないのが『逆ロケハン』の掟」──こんなことを書くと「細田ファンふぜいが、何をそんなお上品なことを……」と顔をしかめる向きもあるかもしれない。確かに細田作品はお上品とは言えない。コロモンがウンコして、功介がちゃんとオナってきたかを確かめるのが細田作品だ。だが敢えて言おう、この掟は品の問題ではなく制約の問題であると。そう、1秒間は8コマ! 色数は120色! 動画枚数は3000枚! 制約があるからこそ独自の技法が

  • WEBアニメスタイル | 観ました!『サマーウォーズ』!! 第4回 しーば(細田守ふぁんくらぶ代表)

    「細田監督はどこまで凄い演出家になっていくのだろう。」 これが、監督のファンになって10数年になる僕が映画『サマーウォーズ』鑑賞後に持った感想でした。 一番驚いたのは丸々2時間画面に釘付けにさせる演出力。 テーマはアニメを観ない層にも強烈に薦められる普遍性を伴っているし、間口は前作より断然広い。 映画を観ているとおおらかな気持ちになり、家族だけでなく周りの人と接しようという感情が湧き上がるのです。家族や友人が愛しくなります。 あの時間、僕は確かに陣内家にお邪魔していました。 おそらくこの感覚は劇場じゃないと味わえない。 もし、鑑賞後に引っかかりを感じてしまったら、是非もう一度観に行ってみてください。 1度目より2度目、2度目より3度目が面白かった僕の経験則から言うと、この映画は観れば観るほどより楽しめる作品だと思います。 ●関連サイト 『サマーウォーズ』公式サイト http://s-war

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第13回 絵コンテ3《アクション編》

    【artwork】『サマーウォーズ』 第13回 絵コンテ3《アクション編》 『サマーウォーズ』では仮想空間OZを舞台に、格的アクションシーンが次々に展開する。そこでもやはり細田監督の的確な演出テクニックが発揮されており、アクション作画監督を務めた西田達三の仕事とも相まって、非常に見応えあるシーンに仕上がっている。コンテの筆致も勢い重視でテンションが高く、作画魂に火をつけるタイプの描写になっているところに注目。 ▲冒頭のタイトルシークエンスより、仮想空間OZの格闘ゲームステージで戦うキング・カズマ。疾走感とダイナミズムが鮮やかに表現されている ▲偽ケンジに強烈なパンチをくらう仮ケンジのアバター(この後、さらに悲惨なことに……)。ト書きのテンションも高い ▲再戦に臨むキング・カズマとラブマシーンの格闘シーン。ラフな筆致ながら丹念な段取りでバトルが描かれている ▲キング・カズマを窮地に追い込ん

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第11回 絵コンテ1《ユーモア編》

    【artwork】『サマーウォーズ』 第11回 絵コンテ1《ユーモア編》 まだまだ続く『サマーウォーズ』特集、今回からは細田守監督による絵コンテを抜粋して紹介。現在、好評発売中の書籍「サマーウォーズ 絵コンテ 細田守」の気になる中身を、ここでチラリと見せてしまおうという企画でもある。まずは、細田監督らしい品のあるユーモアに満ちた、和やかな場面からお届けしよう。ほのかな笑いを誘うようなシーンにも、緻密なレイアウトの計算があり、ベタなギャグに陥らない抑制のテクニックが光る。そのあたりの巧みなコントロールにも注目だ。 ▲主人公・健二が「曾孫の許嫁」として覚悟はあるのか、と陣内栄に問われる場面。全体的にはユーモラスなシーンだが、栄のキメのカットは力の入り方が違う ▲万助が土産に持ってきた大量のイカを子供たちや女性陣に披露する場面。細田監督ならではの同ポ・マジックがきいている ▲夏希の嘘がバレ、さら

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第9回 美術ボード2

    【artwork】『サマーウォーズ』 第9回 美術ボード2 前回に引き続き、武重洋二美術監督による美術ボードを紹介。台所や風呂場など、なんの変哲もない日常生活の場も、実に細かなディテールと共に味わい深く描かれている。印象的な場面の多い『サマーウォーズ』という作品の中にあって、背景美術もまた観客にとって忘れがたい記憶として残るのではないだろうか。 ▲陣内家・台所1。俯瞰で見た全体図。手前には勝手口 ▲陣内家・台所2。決して広くはない空間で、万理子・典子・奈々・聖美らが大わらわ ▲陣内家・台所裏側。ここで健二は、夏希に連れてこられた「当の理由」を告げられる ▲陣内家・風呂場。昔ながらのタイルばりの造りが懐かしい ▲陣内家・廊下1。最初の夜、健二が友人・佐久間と携帯電話で会話している場所 ▲陣内家・廊下2。石庭を挟んだ小さな渡り廊下 ▲陣内家・廊下3。台所を奥に望む屋内の廊下。手前には風呂場

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第8回 美術ボード1

    【artwork】『サマーウォーズ』 第8回 美術ボード1 美術は、細田作品の中で重要な位置を占める要素のひとつだ。画面の実在感・空気感を醸成するために、リアリティとシズル感を併せ持つ背景美術は欠かせない。今回の『サマーウォーズ』では、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などで知られる武重洋二が美術監督を担当。日家屋の趣深さ、清々しい夏の空気感が、作品の中で見事に表現されている。今回は、物語の主な舞台となる陣内家を中心に、美術ボードの数々を紹介しよう。 ▲陣内家の全景1。手前の東門側から見た俯瞰の全体図 ▲陣内家の全景2。奥の南門の外から見た全体図 ▲陣内家・玄関1。そこかしこに置かれた植木鉢の緑が印象的 ▲陣内家・玄関2。東京からやってきた健二と夏希を、万理子が出迎える ▲陣内家・広間1。田舎の旧家らしい奥行きと広さ ▲陣内家・広間2。縁側から広い庭を望む、家族団欒の空間 ▲陣内家・

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第7回 アバター設定2

    【artwork】『サマーウォーズ』 第7回 アバター設定2 前回に引き続き、インターネット上の分身キャラクター「アバター」の設定画を紹介。今回は「師匠」こと陣内万助が操るマンスケ・アバターを始め、陣内家オールスターズが登場。劇中ではほんのちょっとしか出てこないものも、しっかり現実世界のキャラクターの個性に合わせて作り込まれているところに注目。 ●マンスケ 陣内万助(70歳)のアバター。漁師ならではのイカのモチーフと、鞍馬天狗風のイメージを合体させたクラシカル&ヒロイックなデザイン。ラブマシーンとの戦いでピンチに陥ったキング・カズマの助っ人に現れる。 ●ヨリヒコ 陣内頼彦(45歳)のアバター。普段は救急救命士として働いているので、レスキュー犬的なイメージ。 ●クニヒコ 陣内邦彦(42歳)のアバター。こちらは放水ホースを構えた消防士のイメージ。「UEDA F.D.(上田消防署)」のロゴも。

  • 第129回 OPと金田さんと次の仕事 - WEBアニメスタイル_COLUMN

    『化物語』オープニング(真宵編)が無事放映されてホッと一息しています。今回の仕事は自分的にはかなり珍しい仕事でした。なぜか? それは、 からです。だいぶ前に書いたと思いますが、俺、自分の演出作品の場合、自ら原画は描かない主義でした。「でした」ってゆーのは、最近少し宗旨が変わった部分があったからでして。 ま、今回に関しては、急に決まった仕事で原画マンの集まりが悪かったのも理由のひとつですが、それよりももっと単純な理由で、 つまり今までみたく、ストイックに「演出、演出……」言って、人の描いた原画を修正してストレスを溜めるより、たとえ数カットとはいえ、「自分が描きたい!」って気持ちを素直に解放していった方が、フィルム全体にもよい影響を及ぼすのではないか? と思い始めたんです。 と言っても、この『化物語』オープニング(真宵編)で自分が担当したカットは全37カット中、 ・編み物する真宵(1カット)

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第5回 キャラクター設定画その5

    【artwork】『サマーウォーズ』 第5回 キャラクター設定画その5 『サマーウォーズ』キャラクター設定のラストを締めくくるのは、栄おばあちゃんの曾孫たちと、健二の友人・佐久間、そしてプラスワン。劇中「もうひとつのサマーウォーズ」を戦う高校球児・了平の奮闘、やんちゃに暴れ回る子供たちの可愛らしさ、ほとんど部室に住んでいるかのような佐久間の名サポートぶりも、作の見どころだ。なお、『サマーウォーズ』特集は次回以降もまだまだ続くので、お楽しみに。 ●陣内了平 陣内克彦・由美夫の長男。17歳。高校野球のピッチャーとして長野大会に出場中。準々決勝、準決勝と勝ち進み、熱戦を繰り広げる。追いつめられるとすぐ顔に出るタイプ。出番のほとんどがTVモニターの中だけという一風変わった立ち位置のキャラクター。(声・安達直人) ●陣内祐平 陣内克彦・由美夫の次男。7歳。スポーツマンの兄・了平とは正反対のタイ

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第4回 キャラクター設定画その4

    【artwork】『サマーウォーズ』 第4回 キャラクター設定画その4 『サマーウォーズ』キャラクター設定の4回目となる今回は、兄弟揃って“レスキュー一家”である陣内万作の息子たちと、そのたちが登場。陣内家はどちらかというと女性が強く、男の立場はちょっぴり弱い……ということで、劇中でも特に目立っている名キャラクター・陣内由美を筆頭に、女性陣から紹介していこう。 ●陣内由美 陣内克彦の。38歳。歳の離れた子供たち3人を抱えるベテランママ。高校野球の県大会で戦っている長男・了平のことが気になって仕方がない。(声・仲里依紗) ●陣内奈々 陣内邦彦の。32歳。新婚で、まだ旧家の分家の嫁という立場に馴染みきっていない。陣内家の女性陣の中ではやや異色の、気弱そうなキャラクター。(声・高久ちぐさ) ●陣内典子 陣内頼彦の。37歳。やんちゃ盛りの子供たちに手を焼く毎日を送っている。陣内家の家風にも

  • WEBアニメスタイル | 【artwork】『サマーウォーズ』第2回 キャラクター設定画その2

    【artwork】『サマーウォーズ』 第2回 キャラクター設定画その2 『サマーウォーズ』artworkの2回目は、引き続きキャラクター設定集から5人のキーパーソンを紹介。まずは、栄おばあちゃんの3人の子供たち(陣内万理子・万助・万作)。そして、見かけによらないナイスな活躍が印象的な陣内太助と、見事な邪魔者ぶりでストーリーをかき回す陣内翔太の凸凹親子も登場。 ●陣内万理子 陣内栄の長女。71歳。着物の似合う専業主婦で、品よく明るく世話好き。いわゆる「家」筋にあたり、お正月やお盆になると、女性陣の先頭に立って陣内家の行事を取り仕切る。(声・信澤三惠子) ●陣内万助 陣内栄の次男。70歳。戦国武将の魂を持つ熱い男。新潟で水産業を営んでおり、今でも自ら船に乗ってイカ釣り漁に出る現役の漁師である。少林寺拳法にも通じ、孫の佳主馬にもOZ経由でその極意を伝授した。(声・永井一郎) ●陣内万作 陣内栄

  • WEBアニメスタイル | 細田守作品逆ロケハン戦記 第2回 容赦なき赤信号! 「信号機」との戦い

    どうかんやまきかく 前回書いたように、今回から細田守作品の逆ロケハンという筆者らの戦いを、テーマごとに報告していきたい。今回のテーマは、現代の交通戦争のさなかにあって人類の安全を守るため今日も寡黙に働き続ける赤・青・黄色のまぶしいヤツら、そう「信号機」である。 なお、今回からは編のカットを掲載せず、細田作品のDVDが読者の手元にあり、かつそれらを一時停止で表示できることを前提に進めていく。たとえばDVDプレイヤーが表示する再生時間で12分47秒のカットを指すときは、〔12:47〕と表記する。なんとも無茶な前提だが、この無茶な感じがアニメスタイルらしいと言うほかない。 さて、今回取り上げる細田守作品は劇場版『デジモンアドベンチャー』だ。作は細田守の初の劇場監督作品で、1999年の東映アニメフェアで上映された短編アニメである。団地を舞台にした迫力の怪獣バトルシーンは公開当時から一部アニメフ