「きずな」(WINDS)は、アジア・太平洋地域のデジタルデバイド解消とギガビット級のインターネット通信技術の確立を目的にJAXAと国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が共同で開発した衛星です。 2008年2月23日にH-IIAロケット14号機によって打ち上げられたきずなは、同年6月よりJAXA、NICTが主体となる基本実験及びWINDS利用実験会員(H18 が主体となる利用実験(H18年総務省が公募)を開始しました。 JAXAは基本実験として、衛星搭載ミッション機器の機能性能確認実験及び通信システムの有効性を確認するための地上局との通信実験などを行い、2011年6月までにこれらを完了しました。 さらに、この間に発生した東日本大震災においては、地上通信インフラが損傷する中で岩手県内に立ち上がった複数の災害対策本部間のために衛星経由のインターネット環境を提供し災害の復旧支援に貢献いたし