19日正午前、長崎市にある水道用のトンネルの補修工事現場で作業員4人が呼吸困難の状態になって病院に運ばれ、このうち36歳の男性1人が死亡しました。当時、トンネル内ではドリルなどの電源としてガソリン式の発電機が使われていたということで、警察が事故との関連を詳しく調べています。 警察によりますと、このうち、東京・大田区の荒堀正幸さん(36)が死亡しました。 工事を発注した長崎市によりますと、トンネルはダムから浄水場に水を送るもので、当時、入り口からおよそ150メートルのところで内側の壁に防水効果がある薬剤を入れるための穴を開ける作業が行われていました。 現場では穴を開けるドリルや照明の電源としてガソリン式の発電機が使われていましたが、長崎市によりますと、こうした発電機は不完全燃焼のおそれがあるため通常はトンネル内で使わないということです。警察が事故との関連を詳しく調べています。