香港区議選の結果を受け、親中派候補の落選を喜ぶ民主派候補の支持者たち(2019年11月25日撮影)。(c)Philip FONG / AFP 【11月26日 AFP】香港の区議会議員選挙で民主派が圧勝し、親中派のエスタブリッシュメント(既成勢力)を痛烈に批判する結果となったことについて、中国の国営メディアは26日、投票結果を軽視したり正当性を疑ったりする趣旨の報道を行った。 香港区議選で中国政府による支配からの解放を目指した民主派候補らは、計452議席の中で圧倒的多数を獲得した。しかし、中国中央テレビ(CCTV)など国営メディアの26日の報道は、勝利した民主派候補に一切触れていなかった。 共産党機関紙の人民日報(People's Daily)は、「社会不安が選挙の過程をひどく混乱させている」と報道。英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は社説で、投票結果は「不正工作」と「脅迫行