第29回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されたワールドプレミア作品『シェッド・スキン・パパ』を引っ提げ、来日した香港の大スター、ルイス・クー&フランシス・ン。男も惚れるギラギラ&クールな魅力を放つ2人が、リスペクトするアジアの監督たちについてアツい議論を交わした。ウィルソン・イップ、ジョニー・トーら巨匠から新進気鋭の次世代監督まで、意外なエピソードが満載!(取材・文:くれい響) ADVERTISEMENT 新人時代から知る武侠映画の巨匠ウィルソン・イップ 『イップ・マン』シリーズで一世を風靡したウィルソン・イップ監督 Photo by Zhu Liangcheng/VCG via Getty Images ルイス・クー(以下、ルイス):僕らが初めて共演したのは、『OVER SUMMER』(1999)。監督のウィルソン・イップは、当時ほぼ新人だったよね。 フランシス・ン(以下、フラン