今回は39.5名のご参加となりました、短歌の目です。初参加の方から常連の方まで、ありがとうございました。 個別の感想はブクマでお届けいたしました。今回は、総評にかえまして少しばかりのtipsと、今後の参加にあたっての注意点を。 だいたい今読んでいる永田和宏「NHK短歌 作歌のヒント」からの受け売りです。右から左に受け流すだけです。 photo by Nicola since 1972 tips ・「愛してる」を使わずに愛情を表現してみよう 短歌は基本的には間接の詩型です。説明を嫌います。 たとえば 亡き夫の財布に残る札五枚ときおり借りてまた返しおく 野久尾清子「南日本新聞歌壇」(永田和宏「作歌のヒント」収録) この歌には亡くなった夫が愛しいといったような表現はありません。けれど詠み手が亡き夫を今も大切に思っていること、彼女の心の中に存在し続けていることがつたわる歌です。 「愛しい」「せつな