香港で今年6月9日、大規模な抗議デモが行われた。犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改定案への怒りを示すために。 デモの発端となったこの改定案とは、香港との犯罪人引き渡し協定がない中国大陸や台湾、マカオの捜査当局が、香港に対して犯罪事件の容疑者の身柄引き渡しを要求できるというもの。デモ隊は、中国による不当な裁判につながりかねないほか、中国政府にとって都合の悪い政敵を、香港まで追いかけることが容易になると主張した。
香港で区議選後最大のデモ 抗議半年、「80万人」参加 2019年12月08日22時21分 8日、香港で行われた反政府デモで大通りを行進する人々 【香港時事】反政府抗議活動が続く香港で8日、再び大規模デモが行われた。民主派が圧勝した区議会選後初の週末となった1日も数万人参加のデモがあったが、今回はこれを上回る規模となった。抗議本格化の節目となった6月の「100万人」デモから9日で半年となるのを控え、市民らは、デモ鎮圧で多数の負傷者を出した警察の責任追及を含む「五大要求」の実現を求めて声を上げ、主催者発表で80万人(警察発表18万3000人)が参加した。 <香港抗議デモ 関連ニュース> 行進は、「100万人」デモを実施した民主派団体「民間人権陣線」(民陣)が10日の「世界人権デー」に合わせて計画。警察当局は、抗議活動の過激化を受け民陣のデモ申請を却下し続けていたが、今回は約4カ月半ぶりに実施を
市民は幹線道路を金融街・中環(セントラル)に向けて行進していった=香港・銅鑼湾で2019年12月8日午後3時36分、福岡静哉撮影 香港で8日、政府に抗議する大規模なデモ行進があり、約80万人(主催団体発表)の市民が幹線道路を埋め尽くした。民主派は11月24日の区議選に圧勝したことで勢いづいている。市民は「政府に対する『5大要求』は一つも欠けてはならない」「香港に自由を」などと訴えた。 9日でデモ本格化から半年の節目となることを踏まえ、100万人規模のデモを何度も開催してきた市民団体「民間人権陣線」(CHRF)が企画。デモ隊は中心部のビクトリア公園を出発し、金融街・中環(セントラル)に向けて…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く