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2019年8月9日のブックマーク (1件)

  • 僕と怪獣と屋上で - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    母の葬儀の後、弟と一緒に遺品整理をしていた。2015年の冬の事だ。その時出てきたのがこれらの写真だった。子供時代のオレが、着ぐるみの怪獣たちと一緒に映っている写真だ。中央の、熊の絵の鉢巻きをして、不安そうな顔で明後日の方角を観ているのが子供の頃のオレだ。子供の頃、とは言っても、幾つぐらいで撮った写真なのか正確な所は憶えていない。4歳なのか、5歳なのか、6歳なのか、はたまた7歳なのか。まあ、その位の年の写真という事だ。 場所は、当時地元で一番大きなデパート、その名も「高林デパート」の屋上だ。ちなみに「地元」というのはオレの生まれ育った北海道の、稚内という街だ。知ってる方も多いと思うが、稚内というのは日の一番北の街だ。海の向こうにはロシア領のサハリンが見える。要するに限りなくロシアに近い土地なのだ。サハリンは第2次世界大戦前まではその半分が日の領土で、樺太と呼ばれていた。それが終戦間際に当

    僕と怪獣と屋上で - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    ami-go40
    ami-go40 2019/08/09
    ”このオレと情報を共有していた人間が誰もいなくなるということなのだ。年を取るというのはこういうことでもあるのか、”