書店で本を買うとサービスで巻いてくれる紙のブックカバー。 あれ、柄が結構しゃれおつだったりして、嬉しいですよね。 実はブックカバーとは和製英語で、英語圏ではブックジャケットと呼ぶそうです。 KindleやKoboなど電子書籍リーダーにも、布や皮で出来たブックカバーは販売されています。 しかしそれらは、どちらかというとスマホケースやタブレットカバーの延長に近いもの。 プラスチックの機械類は紙のように折れ曲がったりはしません。 今のところは。 文庫本の表紙と裏表紙の裏側に折って包み込み、手触りの良い布の生地を通じて紙独特の柔らかさを読書中に味わえるのが、ブックカバーの素敵なところ。 本というアナログなメディアを、布製のブックカバーというさらにアナログなもので覆う。 何でも電子化すれば、とりあえずもて囃されるこのご時勢。 今こそ大切にしたい、リアルな手触り。 インターネットとは程遠い古き良きもの