先に【開局以来初の最終赤字となったテレビ朝日の連結決算】で【テレビ朝日(9409)】をはじめとするテレビ放送事業が、固定費用が極めて大きい「箱物ビジネス」であることについて触れた。要は「商品(この場合は広告枠)が売れても売れなくても、必要となる経費は高額であまり変わらない」というもの。「何か分かりやすい例えはないのか。似たようなものがあれば、今後の展開の参考になるかも」と考えていたが、「動物園と構造的に似通ってない?」という推論にいきついた。 「動物園」では園内にたくさんの動物を飼育し、そこに来場するお客さんから徴収する入園料がメインの収入源となる。関連グッズの販売でも収益を上げることはできるが、あくまでもそれは副収入。そしてお客がたくさん来てくれるに超したことは無いが、お客が来なくても動物たちの維持費はかかる。「お客がいつもの半分しかこなかったから、エサ代も半分にします」というわけにはい
それこそ20年近く広告村で飯を喰ってきて、社会人になってから広告しかやったことがないし、ゴールデンウィークの長い休みだというのに、広告のことをぼんやり考えたり残してきた仕事の企画書を書いたりしているような奴でもあるし、他にやりたいこともないし、今のところは、他のところでは飯は喰えないだろうなと思うので、まあ、広告村の住人としてはごくごく平穏に暮らせているのだろうなとは思います。 広告村。そんなものはないのかもしれないし、はてな村と一緒で、それは外部からの視線が定義するものにすぎないだろうけど、ほんの少し前までは、私が書いているような広告の話は、業界の中で流通していただけだったし、その中には、コピーライターの誰それが何したとか、広告村の住民でしか面白いと思わない話もたくさん含まれていて、ま、そういう村的な話の豊かさが、業界の豊穣さを計るメルクマールだったりもするわけで、「広告批評」という雑誌
2009年05月05日 GoogleのページランクやTwitterのフォロワー数が21世紀の「貨幣」になる? ここ5年くらい、ず〜っと「お金って何だろう」というテーマをボンヤリと考え続けている。今日は、まだまだ、自分の中でもアヤフヤな「突っ込みドコロ満載」でお届けする。 もちろん、「お金って何だろう」って、そうカンタンに答えの出るテーマではない。だが、最近ようやく、結局のところ「お金」というのは、人間の考え出した「抽象的な概念」に過ぎないのだなあ、ということが、かなりの実感を伴って飲み込めてきた。 (これは、『抽象的な概念』だから軽視してよいということでは決してない!) 例えば、この2年ほど、サブプライムショック以降の金融パニックで、全世界でおそらく数百兆円〜数千兆円が、吹き飛んだことになる。(ちなみに、銀行セクターの株の時価総額だけでも、550兆円の減少とのこと。) 世界の人口を60億人
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