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ブックマーク / mb101bold.cocolog-nifty.com (9)

  • 今、広告業界に進みたいんですっていう学生さんに居酒屋でなにか話すとしたら - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    何を言うんだろうなあ。 いろいろ難しいなあ。社会も広告も、ここ10年くらいでずいぶん変わったからなあ。これ、ほんとに変わったなあと思うんですよ。たとえばね、この文章を読んでくれてますよね。どうも、ありがとうございます。文章は読まれてなんぼなので、すごくうれしいです。でもね、これはよくよく考えてみると、この文章を読んでもらってるというのは、そのぶんほかのものを見たり聞いたり読んだりできなくなっちゃってるってことなんですよね。時間は誰でも平等に1日に24時間しか与えられてないですから。 これ、10年くらい前では考えられなかったことなんですよね。もちろん、その頃も同人誌とかはあったよ。でもね、同人誌って手に入れるのに、ちょっと努力がいるじゃないですか。でも、このブログを読むのに努力はあまりいらないですよね。RSSに登録してもらってたら、更新の度にリアルタイムでお知らせが来ますし、ときには、twi

    今、広告業界に進みたいんですっていう学生さんに居酒屋でなにか話すとしたら - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • たまには広告の仕事のうれしさについて語ってみてもいいですか - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    なんか巷では100年に一度の不況とか呼ばれてて、そんなとき真っ先にカットされるのが、交通費、交際費、広告費だなんて言われてて、それよりもなによりも、「いまどきテレビCMとか新聞広告ってさあ、時代の変化についていけてないよね。終わってるよね、広告」とかブログで語られたりしたときには、そのひとつである広告を仕事にしている私なんかは、「そないに言うなや、あんまり言うなや、そなこと前から知ってるわ(by Rikuoさん)」という気分になります。 とは言いつつも、時代が変わっているのは事実だし、その事実から目を背けることはできないわけで、そんなこんなであれこれ広告について、このブログに書きつづってきたわけです。そんなわけなんで、いつもの広告論的なエントリは、この時代にどうしていったらいいでしょ的な憂いがにじんでいて、ま、それも魅力のひとつではあるのでしょうが、今夜は、広告の仕事をするよろこびについて

    たまには広告の仕事のうれしさについて語ってみてもいいですか - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
    andvert
    andvert 2009/06/10
    とても良い記事だと思う。だけど、"時代の変化ごときで、広告が終わるわけない"どうしてもそれは「広告」の捉え方次第だと思ってしまう自分。
  • 広告村の外に出てみる - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    それこそ20年近く広告村で飯を喰ってきて、社会人になってから広告しかやったことがないし、ゴールデンウィークの長い休みだというのに、広告のことをぼんやり考えたり残してきた仕事の企画書を書いたりしているような奴でもあるし、他にやりたいこともないし、今のところは、他のところでは飯は喰えないだろうなと思うので、まあ、広告村の住人としてはごくごく平穏に暮らせているのだろうなとは思います。 広告村。そんなものはないのかもしれないし、はてな村と一緒で、それは外部からの視線が定義するものにすぎないだろうけど、ほんの少し前までは、私が書いているような広告の話は、業界の中で流通していただけだったし、その中には、コピーライターの誰それが何したとか、広告村の住民でしか面白いと思わない話もたくさん含まれていて、ま、そういう村的な話の豊かさが、業界の豊穣さを計るメルクマールだったりもするわけで、「広告批評」という雑誌

    広告村の外に出てみる - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • 「新聞折り込みチラシ」の行方 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    新聞を取らない人は増えてきましたが、新聞折り込みチラシは人気です。広告の話題というと、どうしても派手なマスメディアや新しいネットメディアでの広告になりますが、この新聞折り込みチラシという広告メディアは、この不況下でも効果が衰えてきたという話をあまり聞かない希有なメディアです。 広告メディアとして新聞折り込みチラシを分析してみると、その有用性がよくわかるかと思います。 ターゲットセグメントについては、新聞広告の場合、エリア広告の切り替え版を利用して地域セグメントはできることはできますが、その地域はどうしても広域になりますし、切り替えが細かくできる地域も、東京や大阪などの大都市に限られています。しかし、新聞折り込みチラシは、新聞販売店が広告配信の拠点になるので、かなり細かい地域の設定が可能です。だからこそ、スーパーマーケットが特売に利用するんですよね。 広告の信頼性については、新聞広告にはかな

    「新聞折り込みチラシ」の行方 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • 2008年の広告業界を振り返って。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    昨年同様(参照)、この1年の広告業界を振り返ってみます。と書き出してみたものの、どうも今年は気乗りしません。つまりは、そんなどんよりとした1年だったということなんでしょうね。2008年の前半戦は、昨年度の継続という感じだったと思いますが、後半は違いました。サブプライムの破綻に端を発するアメリカの金融危機の影響を大きく受けた感じになってきました。ただ、これは、今のところ「気分」の問題であって、その影響を実際に受け始めるのは来年からだと思います。 朝日新聞、日テレビテレビ東京が赤字に転落しました。しかしながら、これは世界同時株安の結果というよりも、企業全体の広告の出し控えという構造的な問題と、テレビに関して言うと、北京オリンピックの影響だと思います。 広告出稿に関しては、オリンピックが期待したほど盛り上がらず、収益性が比較的高いスポット枠の不振もあったと聞きます。詳しいことはわかりませんが

    2008年の広告業界を振り返って。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • 「暮らしの手帖」的なものをどう考えればいいのだろう - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ぼんやりとそんなことを考えています。簡単に言えば、広告収益に依存しないコンテンツのあり方について。今で言えば「ほぼ日刊イトイ新聞」がそれにあたるかもしれません。公共放送だからこの範疇には入らないけれど、ある種、NHKのコンテンツが持つ質みたいなものは、広告収益に依存しないからこそできることなのかもしれない、と思ったりします。 知らない方もいるでしょうが、ゴールデンウィークに大阪で開かれる「春一番コンサート」も冠がありません。あのコンサートは、収益的にはきついかと思うんですが、ミュージシャンと聴き手が一緒になって純粋に音楽を楽しむ、あの独特の質は、冠コンサートでは出せないものだろうと思います。 これまで、この手の話は、わりとアンチ資主義的な文脈で語られることが多かったと思いますが、今や、マスメディアからインターネットまで、様々なコンテンツが広告モデル以外の新しいモデルを捜しているし、ある意

    「暮らしの手帖」的なものをどう考えればいいのだろう - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • 広告会社の再編で何が変わって何が変わらなかったのか - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    広告会社の再編をアサツーDK(旭通信社、第一企画の2社の合併。現ADK)が発足した平成11年(1999年)頃からだとすれば、あれから10年弱経ったことになります。それは、私が広告代理店に在籍してきた歴史にも重なりますので、少々の資料とともに、広告会社の再編によって、何が変わって何が変わらなかったのかを、ごく私的に考察してみたいと思います。 ■外資の再参入とともにあった日の広告会社の再編 その合併のあと、様々な再編が行われました。I&SがBBDOと合併し、I&SBBDOになり、日産のハウスエージェンシーであった日放は、TBWA/JAPAN(注:/は逆向き)になり、現在はTBWA/HAKUHODO(注:/は逆向き)になっています。また、東急エージェンシーの海外広告部門であった東急エージェンシーインターナショナルは、ソニー子会社になりインタービジョンへ、そして、電通資が入ってフロンテッジと社

    広告会社の再編で何が変わって何が変わらなかったのか - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • 続・リテラシー考 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    リテラシーについて考えるとき、ひとつの出来事を思い出します。職場にて。私の席の隣に座っている、年配のクリエイティブ・ディレクター。彼は仕事で調べものがあったらしく、私に、ちょっとこの言葉の意味、ネットで調べてくれないかな、と言いました。私はちょっとめんどうだなと思うものの、Googleを使ってその言葉の意味を調べ、彼に教えました。すると、彼は、私に次から次へと依頼をするようになってしまいました。 何回か、そうしたやりとりが続いたとき、少し先輩のアートディレクターが、かなり思い詰めた口調で、その年配のクリエイティブ・ディレクターに言いました。 「それくらい自分で調べたらどうですか。迷惑なんですよ。」 私はそのとき、確か、いえいえ、こんなの簡単だから別にかまわないです、とか言って、その場を繕ったりした覚えがありますが、今も脳裏に焼き付いているのは、その年配クリエイティブ・ディレクターの寂しそう

    続・リテラシー考 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
  • アダプテーションの難しさ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    外資系広告代理店のクリエイティブが避けては通れない仕事。それは、海外広告の日版制作。アダプテーションと言います。Adaptationは適用という意味の英語ですが、改作や脚色という意味もあり、その改作、脚色から来ているのでしょうね。アダプテと略して呼ぶことが多いです。使用例は、こんな感じ。 「またアダプテかよ、かんべんしてよぉ。もぅ。」 そうなんです。ここだけの話ですが(って、ネットなので公開されていますが)、アダプテはクリエイターにとってはできれば避けて通りたい仕事なんですよね。だって、海の向こうのクリエーターさんがつくった広告を翻訳するだけなんですよね。クリエーターなら、もとからつくりたいじゃないですか。 クリエーターも人間だから、できればアイデアも自分で考えたいし、撮影もしたい。つまり、オリジナルをつくりたい。それは、得意先のブランドマネージャーも気持ちは同じで、オリジナルつくりまし

    アダプテーションの難しさ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
    andvert
    andvert 2008/02/20
    アダプテーションって言うんですね。面白そうだけどな、アダプテ。インテルの例だけじゃなくて、macのラーメンズも、vistaの逆上がりも、私は好きでした。
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