世界最小の放送局、出版社、新聞社こそが、これからのパソコンが目指す方向ではないか。入力、加工、記録、分析するよりも、リアルタイムで情報を発信、公開、共有する機能が重要になってくる。こうした面の使い勝手を追求したパソコンを作るべきではないか。少なくとも筆者はこう考える。 放送局、出版社、新聞社は、自らが記録、あるいは作成した動画や画像、文字といった情報を不特定多数に提供する。旧来の出版社や新聞社とは異なり、紙ではなく電子媒体で情報を提供する。これを1台のパソコンでやってのけようということである。 世界最小の放送局や出版社、新聞社の「世界最小」とは、自分の手の平の上にあるという意味だ。インターネットに常時接続できるモバイル利用が可能なパソコン、重さにして1キロ程度のハードウエアが、放送局や出版社、新聞社の機能を果たせば当然、世界最小になる。 利用者の関心は発信、公開、共有に 既にパソコンの使い