ビットコインのコア開発者たちが新たなビットコインクライアント「Bitcoin XT」をリリースした(BTCNews、Slashdot)。 かねてからビットコインの取引の上限が秒間7トランザクションであることは欠陥の一つとして指摘され続けてきた。これはビットコインのデータの管理単位であるブロックサイズが最大1MBであることに由来しているが、今回のBitcoin XTはそれを8MBに引き上げて対処しようとするものである。 分散型システムであるビットコインでは、仕様変更は参加ノード全体の同意が必要となるため、それに従うノードと従わないノードとの間でネットワークの分裂を引き起こす。Bitcoin XTでは、2016年1月までに採用率が75%を越えていれば実際に新仕様に移行する仕組みになっていて、これが成功するかどうかはビットコインの一大転換点となるだろう。 しかし性能問題についてはほかにも対応案が