国の公文書を所蔵する国立公文書館の機能や施設の在り方を検討している政府の有識者会議は、インターネットを通じた情報提供を進めることや、新たな施設を国会周辺に建設することが望ましいなどとする中間提言をまとめました。 東京・千代田区にある国立公文書館は、日本国憲法の原本やポツダム宣言を受諾した終戦の詔書など多くの公文書を所蔵していますが、建物が老朽化し、収納スペースも手狭になっています。 このため、政府は大学教授らをメンバーとする有識者会議を設置し、国立公文書館の機能や施設の在り方を検討してきました。 有識者会議がこのほど取りまとめた中間提言では、国会が所有する公文書も国立公文書館に移管し、立法、行政、司法の三権すべての公文書を保存して利用できるよう提言しています。 また、公文書にいつでもアクセスできるようインターネットを通じた情報提供を進めることや公文書の展示機能の強化などを求めています。 さ