過激派組織IS=イスラミックステートは、イラク北部とみられる場所で、メソポタミア文明の貴重な文化財を次々に破壊したとする映像を公開し、各地で文化財の保護を行っているユネスコは、破壊行為を非難するとともに、被害の確認を急いでいます。 過激派組織ISは、紀元前7世紀ごろまで栄えたアッシリアの時代に作られたメソポタミア文明の文化財を数多く破壊したとする映像を26日までにインターネット上に公開しました。 映像では、博物館や遺跡とみられる場所でISの戦闘員が展示物の石像などを次々と倒したあと、偶像崇拝に当たるとして、石像の頭部をハンマーやドリルなどで破壊している様子が写されています。詳しい場所などはよく分かっていませんが、欧米のメディアは、博物館はISが去年6月から占拠しているイラク北部のモスルにある施設だと伝えています。 ユネスコのイラク事務所のアクセル・プレート代表は、NHKの取材に対し、映像を