日本漢文学プロジェクトのシンポジウムなどでの発表・報告中心をに、18篇の論考で構成された雑誌がまもなく刊行されます。古代から近代まで、日本漢文学の最新、多様な研究成果がご覧いただけるかたちになっております。お手に取っていただければ、うれしく存じます。 『文化装置としての日本漢文学(アジア遊学 229)』(勉誠出版、2019年2月28日〈予定〉) 滝川幸司・中本大・福島理子・合山林太郎編 http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100973 目次 Ⅰ 古代・中世漢文学研究の射程 平安朝漢文学の基層―大学寮紀伝道と漢詩人たち 滝川幸司 長安の月、洛陽の花―日本古典詩歌の題材となった中国の景観 高兵兵 後宇多院の上丁御会をめぐって 仁木夏実 誰のための「五山文学」か―受容者の視点から見た五山禅林文壇の発