大倉集古館で開催中の 特別展「描かれた都(みやこ)―開封・杭州・京都・江戸―」に行って来ました。 大倉集古館:http://www.shukokan.org/ まずは、この展覧会の構成から。 第一部:北宋の都,開封―水辺の都市の変容,蘇州へ 第二部:南宋の都,杭州―憧憬の西湖 第三部:京都―花洛尽くしの世界 第四部:江戸―新たな東都,現代へ 中国の2つの描かれた都(開封、杭州)を1階展示室で。2階では日本の描かれた都・京都、江戸(東京)を紹介しています。でも単純に4つの都が描かれた作品を並べているだけではありません。 開封→杭州→(海を渡り)→京都→江戸といった一連の文化の受容をベースに据え、それぞれの作品が展示されています。数々の「都」が存在する中国の長い歴史の中から、開封・杭州を選んだのは、絵画史上日本に影響を最も与えた宋代の都だったからに他なりません。 そして何よりこの4つの都はそれ