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ブックマーク / bluediary2.jugem.jp (10)

  • 「若冲と蕪村」展 | 青い日記帳 

    サントリー美術館で開催中の 「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展 に行って来ました。 http://suntory.jp/SMA/ 正徳6年(1716)にこの世を去った尾形光琳。光琳と入れ替わるようにして、伊藤若冲(京都)と与謝蕪村(大阪)というふたりの天才絵師が生を授かりましました。今から300年前のことです。 2008年に「与謝蕪村展」、2009年に「伊藤若冲展」をそれぞれ開催したMIHO MUSEUM(巡回先)では、いつか二人で一つの展覧会で取り上げてみたいと密かに計画をあたためていたそうです。 辻惟雄館長や岡田秀之学芸員、サントリー美術館の石田佳也学芸部長たちが3年以上に渡り、計画してきただけあり、単に若冲のネームバリューに頼っただけでの展覧会でないどころか、若冲、蕪村それぞれ新発見の作品も展示されている想像以上の内容となっています。 伊藤若冲「糸瓜群虫図」細見美術館蔵

    「若冲と蕪村」展 | 青い日記帳 
  • 日本美術全集「運慶・快慶と中世寺院」担当者インタビュー | 青い日記帳 

    2014年1月28日に刊行された『日美術全集』第7巻「運慶・快慶と中世寺院(鎌倉・南北朝時代I)」の編集を担当された小学館の竹下亜紀氏にお話を伺ってきたインタビュー記事が、青い日記帳出前ブログに掲載されました。 インタビューに伺ったのがまだ杉花粉が暴力的に舞っていた時季とあり、花粉症で苦しむ竹下氏にとってはさぞかしお辛い時間だったかと思います。 お付き合い頂きありがとうございました。因みに自分は毎日すヨーグルト(ダノンビオ)と少しの漢方により花粉症の症状がぐーーんと良くなりました。竹下さんも騙されたと思って試してみては。 さてさて、そんな竹下氏から2時間弱たっぷりとお話を伺ってきた要点をインタビュー記事としてまとめました。 たとえ『日美術全集』に興味がなくとも、仏像好きな方であれば必読です! 『日美術全集』関係者インタビュー 第四回竹下亜紀氏(前編) 『日美術全集』関係者インタビ

    日本美術全集「運慶・快慶と中世寺院」担当者インタビュー | 青い日記帳 
  • 今年のGWは4つの「風神雷神図」が東京で観られます。 | 青い日記帳 

    教科書でもお馴染みの誰しもがその存在を知る俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」が、現在東京国立博物館(トーハク)で開催中の特別展「栄西と建仁寺」にて、実に東京で5年ぶりに公開されています。 俵屋宗達 国宝「風神雷神図屏風」江戸時代・17世紀 京都・建仁寺 (特別展「栄西と建仁寺」会場) 京都から遠路はるばる琳派の祖であり、象徴的作品でもある宗達の「風神雷神図屏風」のお出ましに合わせ、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一がそれぞれ継承し描いた「風神雷神図」が東京で時期を同じくし公開されます。 2008年にトーハクで開催された「大琳派展」に於いて初めて、4つの「風神雷神図」が揃い踏みを果たして以来となります。会場は3か所に分かれてしまいますが、一日で観て回ることも十分可能です。 「進化論やオリジナリティ重視の美術思想を取り込み、始祖の宗達、そして光琳・抱一を一筋の道につないでいく琳派の概念が萌芽しているこ

    今年のGWは4つの「風神雷神図」が東京で観られます。 | 青い日記帳 
  • 『日本美術全集』関係者インタビュー第三回一坪泰博デスク | 青い日記帳 

    小学館『日美術全集』に携わっている清水編集長、高橋編集長へのインタビュー記事を青い日記帳「出前ブログ」にアップしましたが、これが多方面の方から想像以上に大変好評を博しました。 次はいつ?というご期待に中々添えずにおりましたが、『日美術全集16 激動期の美術』の編集を担当された一坪氏のインタビュー記事やっと公開する運びとなりました。 小学館、一坪泰博デスク 私の事情で、予定よりもひと月以上遅くなってしまったことお詫び申し上げます。楽しみにされていた方、お待たせ致しました。根っからの関西人である一坪デスクの軽妙なインタビューをご覧くださいませ。 ・『日美術全集』関係者インタビュー 第三回一坪泰博デスク(前編) ・『日美術全集』関係者インタビュー 第三回一坪泰博デスク(後編) 山下先生を筆頭とするお偉い先生方を束ね、一冊のを創り上げることは、それはそれは大変なことだったでしょう。 でも

    『日本美術全集』関係者インタビュー第三回一坪泰博デスク | 青い日記帳 
  • 山本勉先生講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」 | 青い日記帳 

    『日美術全集』刊行記念企画 第5弾 文化講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」に行って来ました。 講師を務められたのは『日美術全集』「7巻 運慶・快慶と中世寺院」の責任編集者である山勉先生(清泉女子大学教授)です。 http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/ 90分の講演会でしたが、まさにあっと言う間に時間が過ぎてしまい、まだまだお話沢山お聞きしたい!と思わせる超充実した内容でした。 受付で配られた山勉先生がお作りになられたレジメと自分の心細いメモで「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」を振り返ってみたいと思います。 講演会のポイントは以下の3点。 1)運慶の生涯と運慶作品47体 2)あらたにくわえた運慶作品 3)運慶作品の眼の表現 この順番に沿って時に笑いを交えつつ、豊富なパワポ画像を駆使なされお話が進みました。以下その概略です。

    山本勉先生講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」 | 青い日記帳 
  • 特別展「描かれた都−開封・杭州・京都・江戸」 | 青い日記帳 

    大倉集古館で開催中の 特別展「描かれた都(みやこ)―開封・杭州・京都・江戸―」に行って来ました。 大倉集古館:http://www.shukokan.org/ まずは、この展覧会の構成から。 第一部:北宋の都,開封―水辺の都市の変容,蘇州へ 第二部:南宋の都,杭州―憧憬の西湖 第三部:京都―花洛尽くしの世界 第四部:江戸―新たな東都,現代へ 中国の2つの描かれた都(開封、杭州)を1階展示室で。2階では日の描かれた都・京都、江戸(東京)を紹介しています。でも単純に4つの都が描かれた作品を並べているだけではありません。 開封→杭州→(海を渡り)→京都→江戸といった一連の文化の受容をベースに据え、それぞれの作品が展示されています。数々の「都」が存在する中国の長い歴史の中から、開封・杭州を選んだのは、絵画史上日に影響を最も与えた宋代の都だったからに他なりません。 そして何よりこの4つの都はそれ

  • 「円山応挙展」記念講演会「円山応挙 正統派の逆襲」 | 青い日記帳 

    「円山応挙展」記念講演会「円山応挙 正統派の逆襲」に行って来ました。 「円山応挙展−江戸時代絵画 真の実力者−」 会期:2013年3月1日〜4月14日 会場:愛知県美術館 http://www-art.aac.pref.aichi.jp/ 「円山応挙展」公式サイト http://event.chunichi.co.jp/okyo/ 日時:2013年3月3日(日)13:30〜15:00 講師:山下裕二(明治学院大学教授) 会場:アートスペースA(愛知芸術文化センター12階) 山下裕二先生と佐藤晃子氏(佐藤さんは展覧会図録に収録されている20ページにも及ぶ膨大な「円山応挙参考文献」〜もっと深く応挙を知るために〜を今回執筆。また以前ご紹介した『この絵、どこがすごいの?』などを手掛ける美術ライターさんでもあります。) 「円山応挙展 ―江戸時代絵画 真の実力者―」の企画協力者である明治学院大学教授の

  • 『日本美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション | 青い日記帳 

    『日美術全集』発刊記念企画スペシャルトークセッション「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜 〜それぞれの若冲体験〜」が来たる2013年3月9日(土)に丸ビルホールで開催されます。 小学館創業90周年記念企画「日美術全集」全20巻 http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/ 既に告知済みですが、大事なのであらためて。『日美術全集』刊行記念スペシャルトーク「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜〜それぞれの若冲体験〜」 登壇者に、ジョー・D・プライス氏、狩野博幸氏 (同志社大学教授)、山下裕二氏 (明治学院大学教授)というこれ以上ない顔ぶれの3名をお招きし開催するまさにスペシャルなトークショーです。 このハレー彗星級の豪華な顔触れのトークショーに青い日記帳をご覧の皆様の中から抽選で100名をご招待します! 滅多にどころか、二度とない若冲研究者、コレク

  • 山種美術館の「琳派展」 | 青い日記帳 

    「【特別展】琳派から日画へ―和歌のこころ・絵のこころ―」が山種美術館で2013年2月9日(土)から始まります。 http://www.yamatane-museum.jp/ ここ数年の琳派ブームに沸く日美術界ですが、ただ浮かれるだけでなく様々な角度から琳派を問い直す検証も行われています。 「琳派から日画へ―和歌のこころ・絵のこころ―」では、琳派の造形に影響を与えた料紙装飾の華麗な平安古筆、そして江戸時代の琳派作品、その後にいたる近代の日画を通して、「和歌」と「装飾性」の視点から、数々の名品が一堂に会するそうです。 藤原定信《石山切(貫之集下)》重要美術品 12世紀(平安時代)紙金銀泥絵・墨書 山種美術館蔵 [前期] 平安時代の料紙装飾の名品《石山切》【重要美術品】など、山種美術館秘蔵の古筆コレクションが約15年ぶりに公開されます。まだ拝見したことのないこのような作品があったとは驚

  • 「正倉院展」 | 青い日記帳 

    奈良国立博物館で開催中の 第64回「正倉院展」に行って来ました。 正倉院展公式サイト http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/ 御即位二十年記念「第61回 正倉院展」以来、3年ぶりに訪れた正倉院展。古来行われた曝凉(虫干し)の伝統に則り毎年秋にのみ開封され、毎年約70件の宝物が出陳されます。 今年は64件の宝物が出陳されています。(第64回に数字合わせたわけではないですよね〜) 前日(11月3日)は山口晃dayで朝から夜遅くまで山口色に染まった一日だったので、今日は気分を変えて「正倉院展」(&「土偶・コスモス」)を観に行くことに。折角この時季に関西に来たのですからね。 「瑠璃杯(るりのつき)」 高さ11センチちょっとのガラス製の杯ですが、その異様なまでの存在感は見続けていると「あちらの世界」へ連れて行かれそうな程、魅惑的で蠱惑的な深く蒼い輝きを放っています。 ペル

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