東北関東大震災以来、せっせとやっていることの1つが、自炊した書籍をKindleに詰め込んでそれを持ち歩くということです。 「何が起こるか分からないから」といろいろな人がおっしゃいます。確かにその通りですが、よくよく考えてみると大震災以前から「何が起こるか分からなかった」のです。実際私が渋谷で大震災にあったときの状況を反省してみると、あの日「地震が起こるかもしれない」などとは1%も想像していませんでした。 「何が起こるか分からない」場合に、自分が何を最も持っていたいのかというと、結局書籍です。マンガでもいいのですが、とにかく読むものです。 私は子供のころとても病気がちでした。入院生活がとても長かった思い出があります。そのときいつも本を読んでいました。その後ずっと「自分は寝そべって本を読むことの多い人生だろう」と漠然と信じ込んでいました。 父もいつも本を読んでいました。食事中でも病院でも旅先で
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