タグ

ブックマーク / xtech.nikkei.com (3,568)

  • 生成AIを賢くするには「メガプロンプト」がお勧め、ファインチューニングは有害?

    生成AI人工知能)の活用においては、大規模言語モデル(LLM)に与えるプロンプト(指示文)の工夫が重要だ。最新の研究で、プロンプトは長く詳細であるほど良好な結果が得られることが分かっており「メガプロンプト(巨大プロンプト)」という言葉すら登場しているほどだ。 LLMに与えるプロンプトというと、米OpenAI(オープンAI)が提供するChatGPTのようなチャットボットの入力画面に打ち込む数行のテキストを想像しがちだ。しかし先進的なAI研究者は最近、紙に印刷すると1~2ページにも及ぶような、とても長いプロンプトの開発に取り組んでいるのだという。 「私たちのチームではそれをメガプロンプトと呼んでいる」。ディープラーニング(深層学習)の著名研究者で、AI教育サービスを手掛ける米DeepLearning.AI(ディープラーニングドットAI)の創業者であるAndrew Ng(アンドリュー・ウン)氏

    生成AIを賢くするには「メガプロンプト」がお勧め、ファインチューニングは有害?
  • AI時代の丸投げ仕事術

    文書やプログラムの作成など今話題の「ChatGPT」。2023年7月に実装された新機能「Advanced Data Analysis」は、文書やデータなどのファイルをChatGPTに送り、その内容の解析ができるようになった。さらに、ChatGPTが自ら作成したプログラムを実行することも可能だ。特集ではAdvanced Data Analysisの活用方法を紹介する。 出典:日経パソコン、2023年10月9日号 pp.30-41 「AI時代の丸投げ仕事術」を改題、編集 記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。 第6回 画像や動画をChatGPTで変換、写っている人やQRコードなども認識できる Advanced Data Analysisは画像や動画といったファイルも扱える。指示するだけで画像や動画に対して簡単に各種の変換が可能だ。さらに、画像に写っている人や文字列を

    AI時代の丸投げ仕事術
  • 記録媒体の廃棄はドリルよりも「暗号化消去」、ルール整備で認知高まるか

    文部科学省は「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を改訂し、新たに「暗号化消去」という用語を追加した。記録媒体を含む情報機器を廃棄する場合やリースの返却をする際にデータを復元できなくする手法だ。 時間がかからず媒体の再利用が可能 従来は記録装置の物理的な破壊やデータ消去ソフトウエアによる上書き消去といった手法を列挙していた。暗号化消去とは、記録媒体にデータを書き込む時点で暗号化して記録しておき、データの抹消が必要になった際に復号に用いる鍵を抹消することでデータの復号を不可能にする手法だ。記録媒体の一部領域のデータを抹消する場合にも利用できる。 通常の消去(上書き消去)とは何が違うのか。実は現在の記録媒体は容量が大きいため、通常の消去作業には膨大な時間がかかる。1テラバイト(TB)のHDD(ハード・ディスク・ドライブ)を1回上書きするのに数時間かかるとされる。確実に消去するため

    記録媒体の廃棄はドリルよりも「暗号化消去」、ルール整備で認知高まるか
  • Linuxのゲームでプログラミングセンスを磨く、ファイル操作も楽々

    Linuxには多くのフリーソフトがある。無料であっても、Windows向け有料ソフトに劣らない機能を持つものもある。厳選したLinuxフリーソフトを100紹介する。 71 Selfless Heroes プログラミング能力を高める学習ゲーム プログラムブロックを組み合わせて作ったプログラムで「ヒーロー」を動かし、スイッチを押したり、火を付けたりさせてパズルを解く学習ゲームです(図1)。複数のヒーローが画面に表示され、その全員が、プレーヤーの作成した一つのプログラムに従って動きます。うまく動かすには工夫が必要です。 ただパズルを解くだけでなく、より効率的にクリアするプログラムを作成することで、高い評価が得られます。最高評価は星3です。 頭の体操や、子供のプログラミングセンスを磨くのに役立ちます。 72 Exercism プログラミング能力の向上を支援 プログラミング能力を向上させる「エクサ

    Linuxのゲームでプログラミングセンスを磨く、ファイル操作も楽々
  • 「内製化の議論ってそもそもおかしい」、IT部門がSIerへの連絡係に陥る恐怖

    スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に初めて「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を提唱して、はや20年。多くの日企業がIT・デジタルを軸にした変革を重要課題と捉え、さまざまな施策に取り組んでいる。ただ、志高くDXに注力したものの、頓挫してしまうケースもここ最近は目立つようになってきた。 なぜDXは停滞してしまうのか。国内で活躍するプロCIO(最高情報責任者)への取材を基に、DX推進のノウハウを学ぶ。 日経クロステックが今回、事業会社で活躍するプロCIO10人を徹底取材したところ、DXを推進する上で欠かせないテーマの1つとして見えてきたのが「強いIT部門を取り戻す」ことだ。 「社員は優秀なのに、能力を生かし切れていない」「仕事の進め方が受け身になっている」「ベンダーに依存することが当たり前になっている」――。プロCIOは日企業の現状の課題をこう吐露す

    「内製化の議論ってそもそもおかしい」、IT部門がSIerへの連絡係に陥る恐怖
  • 精魂込めた論文を学会が拒否、生成AIを活用した研究者の誤算

    みなさんの会社はAI人工知能)とどのように関わっていますか。企業としてAIのリスクを理解し、リスク管理する「AIガバナンス」の仕組みは社内に既にありますか。それは従業員に浸透していますか。もしそうでないなら、思わぬところでリスクの罠(わな)にはまってしまう可能性があります。この連載では、架空のストーリーを通じて、企業がAIリスクの罠にはまる様子を紹介し、それぞれのケースでリスクを軽減する策を考察します。第2回は生成AIを活用して効率的に学術論文を執筆したある研究者が陥った罠のストーリーです。なお、あくまで架空のストーリーであり、登場する企業・団体や人物は実在しません。(クロスメディア編集部) 品メーカー研究者ルカの仮想ストーリー 「REJECT 残念ながらご投稿いただいた論文は受理できません」 そう書かれた学会からの連絡に研究者ルカはぼうぜんとしています。どうしてこんなことに…… 生成

    精魂込めた論文を学会が拒否、生成AIを活用した研究者の誤算
  • LLMの根幹「Transformer」とは?並列処理に最適なワケ

    2017年にGoogleの研究者が提唱した深層学習モデルで、チャットAI「Chat GPT」などに使われる。「どこに注目するか」を重視したことで、自然言語処理での精度や処理速度を大幅に高めた。 米OpenAIの「ChatGPT」は2022年に公開されるやいなや、その精度の高さに世界が衝撃を受けた。このChatGPTは、同社の大規模言語モデル(LLM)「GPT(Chat Generative Pre-trained Transformer)」をベースにしている。Transformerこそ、LLMの根幹である。 Transformerはエンコーダー(符号器)とデコーダー(復号器)で構成し、「どこに注目するか」を重視するアテンション機構を中心としている。大規模並列処理に向いたモデルで、GPUでの処理を想定して設計した。 Transformerは米Google Brain(現在の米Google D

    LLMの根幹「Transformer」とは?並列処理に最適なワケ
  • ITエンジニア不足をAIが救うか、ガートナーが2024年に注目すべき技術を発表

    2023年は生成AI人工知能)の登場により、人間とコンピューターが新たな関係になった。2024年は人間とコンピューターの変化に過度な期待が寄せられるピークになる一方で、台頭しているAIやIoT(インターネット・オブ・シングズ)、5G、クラウドコンピューティングなどの技術は着実に進化していく」 ガートナージャパンの池田武史リサーチ&アドバイザリ部門バイスプレジデントアナリストは、米ガートナーがグローバルで発行するリポート「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」の2024年版についてこう説明する。 同リポートは、2024年に企業や組織に重要なインパクトを与える10の技術トレンドを取り上げている。「将来はヒト、モノ、デバイスがすべてつながり、データ化されていく。これを生かして分析し、タイムリーな意思決定につなげていくことが前提になる」(池田バイスプレジデント)。こうした動きを踏まえて、10の技

    ITエンジニア不足をAIが救うか、ガートナーが2024年に注目すべき技術を発表
  • 転職者とフリーランスで大違い、稼げるプログラミング言語のトップ10

    旺盛なDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を受け、国内で深刻なITエンジニア不足が続いている。大手SIerは様々な対策を打ち始めた。 有力な手の1つが中途採用だ。大手SIerはいずれも中途採用を拡大して不足を補おうとしており、転職市場は活況を呈している。パーソルキャリアの転職サービス「doda」では、1人の転職者に対して平均で10件の求人があるという。「他の業界と比べてもITエンジニア転職求人倍率は突出している」と加々美祐介doda編集長は言う。 転職市場の過熱ぶりに隠れているが、パーソルキャリアによれば、副業フリーランスの仲介市場も相談件数が増えている。企業は「基幹システム刷新」「オンプレミスからのクラウド移行」「ECサイト構築」「プロダクト開発のディレクション」といった課題を解決できる人材を求めているという。 フリーランスを求める企業はSIerに限らず、コンサルティング企業

    転職者とフリーランスで大違い、稼げるプログラミング言語のトップ10
  • Python開発の定番ツール、「Anaconda」を使うと何がうれしいのか

    プログラミング言語「Python」には何種類かの開発環境があるが、代表的なものの1つが「Anaconda」だ。Anacondaの導入方法や使い方、管理方法などを解説する。 AI開発から子どものプログラミング教育まで、幅広く利用されているPython。需要も人気も、今最も高いプログラミング言語でしょう。 Pythonの開発環境は何種類かありますが、その代表が「Anaconda」(アナコンダ)です。稿ではAnacondaの導入方法や使い方、管理方法などを解説します。 Anacondaには無料版と有料版があります。学術や趣味の用途の個人ユーザーなら無料版を使えます。稿では無料版を解説します。 なお、稿におけるAnacondaの構成や機能、画面構成などは稿執筆時点(2023年8月末)のものとします。環境はWindows 10 64bitとします。Windows 11でも同様に使えます。 A

    Python開発の定番ツール、「Anaconda」を使うと何がうれしいのか
  • pingやtracert、ネットワークの状態を調べる「王道」コマンドを一挙解説

    ネットワークでトラブルが発生した場合、その初手で疎通を確認するのは「常識」である。「まずping」と言われるくらい王道だ。 PowerShellで疎通確認するコマンドには「Test-Connection」と「Test-NetConnection」がある。PowerShell 7では前者のみとなるので注意したい。 ICMPでネットの状態確認 疎通確認にはICMP(Internet Control Message Protocol)が使われる。ICMPの目的は2つある。 1つはエラー通知。IPパケットが途中で届かなかった場合に、送信元にエラーを通知する。もう1つが問い合わせで、相手の端末に送る「ICMPエコー要求」と、それが届いた相手が返してくる「ICMPエコー応答」とを組み合わせ使う。

    pingやtracert、ネットワークの状態を調べる「王道」コマンドを一挙解説
  • 東京五輪の感染対策支える2つのシステム、行政との情報共有に残る課題

    東京オリンピック・パラリンピックが2021年7月23日に開幕し、大きな混乱なく競技が進んでいる。大会5日目の2021年7月27日に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が発表した、大会関係者の新型コロナウイルス感染者数は海外からの来日選手が2人で、2選手を含む大会関係者は7人だった。公表を始めた2021年7月1日から大会関係者の累計では155人と増え続けている。 組織委員会が感染者を毎日公表できているのは、検査結果などのデータ化を含めて感染防止に必要な日々の状況把握が一通り機能している証しでもある。感染者情報を含む大会関係者の日々の検査や健康観察などは、東京五輪のために開発した専用の情報システムで管理している。 しかし、大会を安全に運営するために大会関係者を国内居住者から隔絶する「バブル方式」が有効に機能し続けるかには幾つも不安要素がある。例えばバブル方式の前提である「大会関係

    東京五輪の感染対策支える2つのシステム、行政との情報共有に残る課題
  • 自社のクラウドセキュリティーは大丈夫か、今すぐ点検すべき12項目

    クラウドでのセキュリティー事故を防ぐために企業は何に注意すべきか。ユーザーID管理や設定管理、セキュリティー運用など、今すぐ点検すべき12項目をまとめた。 「ボタン1つですぐに設定できるクラウドは、1つのミスが大きな事故につながる」。サイバーセキュリティーに詳しい立命館大学の上原哲太郎教授は、クラウドを利用する上での「怖さ」をこう強調する。 クラウドを活用するメリットとして、システム開発をスピードアップできる点がある。しかし裏を返せば、クラウドでは設定を誤ると、重要なデータなどが超高速で危険な状態にさらされてしまうことを意味する。オンプレミスよりも便利である一方、クラウドならではの怖さがあるわけだ。 そこで今回、日経クロステックは上原教授の指摘の下、クラウドセキュリティーに関してユーザー企業が今すぐ点検すべき12項目をまとめた。 クラウド利用を棚卸し、領収書チェックも 最優先すべき項目は、

    自社のクラウドセキュリティーは大丈夫か、今すぐ点検すべき12項目
  • 稼働中の装置をシステムが「停止」と表示、SUBARUがはまった死活監視の落とし穴

    自動車工場で生産設備の稼働状況を監視するネットワークにトラブルが発生した。稼働中にもかかわらず、稼働状態を可視化するシステムは「停止」と表示してしまう。生産設備の制御装置と監視システムの間のコネクションが何らかの異常で切断され、通信できなくなったようだ。 端末やネットワークが正常に動いているかを確認するため、多くの現場では監視の仕組みを運用していることだろう。例えばレイヤー3以下の通信の死活監視には、pingコマンドをよく使う。 ただ、監視の仕組みが常に正しく機能するとは限らない。ネットワークに何らかのトラブルが生じても、監視対象のレイヤーの違いなどにより検知できないことがある。 SUBARUの製造部群馬製作所で電動車両生産技術部材料技術課に所属する東川和法さんが2021年1月に遭遇したトラブルも、死活監視の仕組みが機能しなかったケースだ。よりによって生産設備の稼働を監視するネットワーク

    稼働中の装置をシステムが「停止」と表示、SUBARUがはまった死活監視の落とし穴
  • ChatGPT先生は何がまずかったのか、プロのPythonエンジニアに聞いてみた

    ChatGPTはまるで人のように質問に答えてくれる。そこでこの特集では、全くの初心者である2人の若手記者が、ChatGPTを先生としてプログラミングを学べるのかどうかを検証する。今回は、ChatGPTを使った学習のどこに問題があったのか、今後どのようにPythonを学んでいくべきかを、森岡記者がPython学習プラットフォーム「PyQ」の担当者に聞いた。 初心者がプログラミングを学ぶときの心得 特集では、プログラミング初心者の記者2人がChatGPTとのやり取りを通じてプログラミングを学んできた。ChatGPTに指示を出すことで自分がつくりたいプログラムをすぐにつくれる一方で、コードの意味や書き方など、一般的な学習法で得られるような知識が身に付いたかどうかは疑問だ。果たしてこの学習法は、良い学び方なのだろうか。 そこで、Python学習プラットフォームのPyQを取材して、この疑問をぶつけ

    ChatGPT先生は何がまずかったのか、プロのPythonエンジニアに聞いてみた
  • 「要件定義をやめよう」の真意、普通にやると金と時間が無駄になるだけ

    「要件定義をやめないといかんね」――。ある勉強会が終盤に近づいた頃、隣席の参加者がこうつぶやいた。それを聞いた周囲の参加者がうなずいた。驚いたことに自分も「おっしゃる通り」と同意してしまった。 なぜ驚いたかというと、「要件がすべてを決める」「じっくり時間をかけるべき」と教わってきたからだ。日経コンピュータ編集部に配属された1985年以降、取材先の情報システム部長やソフトハウスの幹部を取材した際、「情報化で重要なこと」を問うと、たいていこう言われた。だから「いわゆる最上流工程が大事」という記事をたびたび書いてきた。 勉強会に登壇した講演者たちが「要件定義をやめよ」と言ったわけではない。しかし隣に座っていた参加者は、講演の趣旨を「要件定義をやめよ」という一言に集約した。同じ話を聞いてきた筆者を含めた参加者はすんなり納得したわけだ。 失敗につながる要件定義の実態 DX(デジタルトランスフォーメー

    「要件定義をやめよう」の真意、普通にやると金と時間が無駄になるだけ
  • 終わりなきパスワードとの闘い、「定期的な変更は不要」という新常識

    「パスワードを付箋に貼って管理してはいけません」――。筆者が学生の頃に初めてパソコンを購入した際そう教育を受けたが、「何を当然のことを」と笑った記憶がある。もちろんこれまで一度もパソコンに付箋を貼ってパスワードやIDなどを管理したことはない。ところが最近、困ったことにこうしたパスワード管理をしたくなる気持ちが多少分かるようになってきてしまった。 アルファベットの大文字と小文字に加えて、数字や記号を織り交ぜた8文字以上でパスワードを設定するよう促されるケースも多い。確かにいろいろな文字種を含んだパスワードのほうが第三者は容易に推定できず、不正アクセスを受けるリスクを低減できる。 ただ頭ではパスワードの「お作法」を理解している一方で、最近パスワードを覚えておくのに苦労を感じつつある。社会人になって様々なサービスを使いながら仕事をするようになり、管理するパスワードが増えてきたからだ。加えて定期的

    終わりなきパスワードとの闘い、「定期的な変更は不要」という新常識
  • Javaの記法を初心者向けに大幅改良、「魅力を高めて若い世代の心をつかむ」

    Javaは、企業のITシステムの開発になくてはならないプログラミング言語としての地位を確立している。一方で、PythonJavaScriptといった若い世代に人気がある言語と比較すると、煩雑な記法が多く堅苦しいイメージは否めない。 こうしたイメージを一新してJavaの生産性を高める試みが「Project Amber(プロジェクト・アンバー)」だ。同プロジェクトではこれまで、Javaプログラムの可読性を高めるために数々の記法の改良を行ってきた。 その成果の1つとして、2023年秋に公開予定の「JDK(Java Development Kit) 21」に導入されるのが、Javaプログラムの実行の起点である「mainメソッド」の大幅な簡略化だ。Javaの新機能は「JEP(JDK拡張提案)」として管理されており、mainメソッドの簡略化は「JEP 445」で規定されている。 Javaの開発にかか

    Javaの記法を初心者向けに大幅改良、「魅力を高めて若い世代の心をつかむ」
  • 「閉域網神話」が被害を深刻に、日本のセキュリティー対策の弱点はここだ

    サイバー攻撃被害企業の教訓からは、日セキュリティー対策が抱える最大の弱点が浮かび上がる。それは境界型防御への過度の依存やセキュリティー監視不足だ。攻撃者に狙われやすい弱点が残されていないか、今すぐ確認が必要だ。 大阪市の病院、大阪急性期・総合医療センターでは2022年10月31日、給事業者のシステムを経由して攻撃者が病院内のネットワークに侵入し、電子カルテを含む基幹システムの大部分がランサムウエアによって暗号化された。 病院内のサーバーとパソコンにおけるWindows管理者IDとパスワードが全台で共通であり、初期設定のままだった。そのため内部に侵入した攻撃者は容易にWindowsに管理者としてログオンし、ウイルス対策ソフトを無効化してサーバーを暗号化してしまった。 同センターで医療情報部長を務める森田孝医師は「医療業界には(閉域網は安全という)『閉域網神話』があり、設定や導入、メンテ

    「閉域網神話」が被害を深刻に、日本のセキュリティー対策の弱点はここだ
  • 富士通退職者向けのSNSで波乱、問題視された現役経営幹部名の投稿とは

    「この投稿、どう思います」。2023年7月3日の夜、知り合いの富士通退職者から電子メールが届いた。Facebookに富士通退職者が集まるグループがあり、そこに現役の上級幹部名で投稿があったが、物議をかもしているという。 自治体が証明書をコンビニエンスストアで発行できるサービス「Fujitsu MICJET コンビニ交付」のトラブルについて、あるOBが6月末、「危機管理が全くできていないと懸念」している、と投稿した。これに対し、「福田譲」名義で次の投稿がなされた。 「現役です。問題になっているプログラムは2009年製です。現役製ではありません。自分ごととして『応援』していただけるOB/OGを求めている/リスペクトしていること、分かっていますか? ガッカリする/ありがたく思う。大きく分かれています。皆さん、どうありたいですか?問われているのは皆さんではないかと思います」 富士通で福田譲氏と言え

    富士通退職者向けのSNSで波乱、問題視された現役経営幹部名の投稿とは