全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)が、映画館における換気の実証実験を実施。館内が約20分おきに換気され、「少なくとも『三密』の『密閉』は回避できる」ことを証明しました。 映画1本の上映中、空気が6~9回入れ替わる計算に 新型コロナウイルスの影響で長期休業や新作の公開延期など、大きな打撃を受けた映画界は、全興連が策定したガイドラインの下、感染防止策を行いながら営業しています。換気についても、各自治体の定める基準に基づいて実施しているものの認知度は低く、アンケート調査では換気への疑念を示す回答が多いのだそうです。 そこで全興連は「映画館は密閉空間でない」と示すため、映画館内における空気の流れを可視化する実験を実施。客席数352席の映画館内にスモークを充満させ、完全に消えるまで何分かかるか検証しました。 三密のうち1つを換気で解消すれば、感染リスクを抑えられる前提 空気と同じ質量のスモーク