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ブックマーク / xtech.nikkei.com (3,568)

  • 「今書けるコード」が最速とは限らない、Pythonの様々な書き方を知る

    まだプログラマーになって日は浅いけれど、最近はPythonのことがわかるようになってきた。リストやタプルを使いこなせるし、for文もばっちりだ。そのことを先輩に話したら、「100万回の繰り返し処理のパフォーマンスを上げてみて」と言われた。パフォーマンスを示す代表的な指標は、「処理にかかる時間」らしい。とりあえず、100万回の繰り返し処理のプログラムを書いてみたよ。図1のコードだ。得意のfor文を使ってみた。 図1の1行目では、変数countの初期値に0を設定している。 2行目が、for文による繰り返し処理だ。「range(0,1000000)」とすることで、0から始めて999999(1000000の1つ前)までの数を1つずつ取り出し、変数iに入れる。これによって100万回処理を繰り返すんだ。 3行目が、繰り返す処理の内容だ。変数countに、繰り返しごとに1を足すようになっている。 繰り返

    「今書けるコード」が最速とは限らない、Pythonの様々な書き方を知る
  • スプラトゥーン3の通信に欠かせない、UDPとNAT越えを理解しよう

    2022年9月9日、「スプラトゥーン3」が発売されました。とても楽しみにしていたのですぐに買いました。発売から1月半ほどたってこの文章を書いていますが、いろいろなステージで様々なブキを使ってインクを塗り合い楽しくプレーしています。ちなみに今のウデマエはS+30になったところです。 この特集は、人気のスプラトゥーン3を通して、最新の通信技術の基を学んでしまおうというものです。前半の今回はスプラトゥーン3を含むオンラインゲームの通信技術を解説します。後半となる次回は、実際にスプラトゥーン3のパケットをキャプチャーして、それらの通信技術が実際にどのように使われるのかを見ていきます。 なお記載内容については、筆者や編集部独自の考察や推測によるものであり、任天堂の公式見解ではないことを明記しておきます。 オンラインゲームを実現する通信技術、UDPとは 一般的なコンピューターが通信を行う主な方法にT

    スプラトゥーン3の通信に欠かせない、UDPとNAT越えを理解しよう
  • スプラトゥーン3をパケットキャプチャーで解析、最新の通信技術を学ぼう

    人気の「スプラトゥーン3」を通して、最新の通信技術の基を学んでしまおうというこの特集。今回は実際にスプラトゥーン3のパケットをWiresharkでキャプチャーして、UDPの通信やNAT越えの仕組みを見ていきます。 なお記載内容については、実際の通信をキャプチャーした結果に基づいた筆者の考察や推測によるものであり、任天堂の公式見解ではないことを記しておきます。 任天堂が開発した汎用ゲームプラットフォーム「NPLN」 スプラトゥーン3では、「NPLN」という、任天堂がスクラッチから開発をした任天堂プラットフォーム向け汎用ゲームサーバーが使われ始めました。従来のプラットフォームである「NEX」はニンテンドー3DS/Wii Uからの世代で使われてきて、NPLNはそこでのノウハウを基に2021年から「Google Cloud PlatformGCP)」で稼働しているようです。オンライン対戦のマッ

    スプラトゥーン3をパケットキャプチャーで解析、最新の通信技術を学ぼう
  • ドコモがサービス終了を突如宣告、電子版お薬手帳継続へ対応迫られる

    薬剤師会の電子版お薬手帳がサービス運営体制の岐路に立たされている。2022年6月、開発・運営を担うNTTドコモからサービス終了を告げられたためだ。日薬は「お薬手帳を扱う事業者としてあってはならない判断」と不満を示すが、ドコモを相手取った訴訟の提起などは検討していないとする。代替サービスの構築を含め、今後の対応について2022年内に結論を出す考えだ。 「継続的な薬学管理の重要なアイテムであるお薬手帳を扱う事業者としてあってはならない判断だ」――。 日薬剤師会が提供する電子版お薬手帳「eお薬手帳」が終了の危機に直面している。2022年6月、開発・運営を担うNTTドコモから突如、サービス終了の方針を告げられたためだ。日薬は2022年8月30日、各都道府県の薬剤師会担当役員に送付した文書で冒頭のように不満をあらわにした。 電子版お薬手帳は2011年3月11日の東日大震災をきっかけに必要性の

    ドコモがサービス終了を突如宣告、電子版お薬手帳継続へ対応迫られる
  • IPAがDX手引書の完成版を発表、API管理やアジャイル開発に関する解説を追加

    情報処理推進機構(IPA)は「DX実践手引書 ITシステム構築編」を改訂した。同書はDX(デジタルトランスフォーメーション)に未着手か、取り組みの途上にある企業を技術的側面から支援するために作成された。2021年11月に公開後、2022年4月の改訂を経て、今回を完成版としている。2022年10月26日に発表した。 追記したポイントは主に3点である。1点目はDX実践における課題とその克服に関してまとめたことだ。DX先進企業へのヒアリングを踏まえ、システム開発や社内変革の地盤固めに関する課題を克服した事例を紹介している。 2点目はAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)についての考え方を整理したことだ。多数のAPIを個別管理するのは難しいため、API管理ツールを活用したり、企業内にAPI管理者を設けたりして全体管理することを推奨している。 2021年11月に公開した手引書で

    IPAがDX手引書の完成版を発表、API管理やアジャイル開発に関する解説を追加
  • PFNが深層学習で「空間丸ごと取得」、スタジオ不要で背景も再現

    を代表するAI人工知能)開発のスタートアップであるPreferred Networks(プリファードネットワークス、東京・千代田、以下PFN) は、深層学習(ディープラーニング)を活用した独自のボリュメトリックキャプチャーシステム「PFN 4D Scan」を開発した。他社システムのような専用のスタジオは不要である。可搬型のシステムで、屋内だけでなく屋外でも、実在の人物やその人の動き、背景など空間全体を3次元(3D)データとして丸ごとキャプチャーし、自由視点の3DCG(コンピューターグラフィックス)動画を制作できる。 従来のシステムは顔の表情や髪の毛、布の質感など細部の表現が苦手だが、深層学習を使うことで現実の見た目に近い見え方を再現できる点も大きな特徴だ(図1)。

    PFNが深層学習で「空間丸ごと取得」、スタジオ不要で背景も再現
  • KDDI通信障害の報告書で見えた地獄絵図、痛恨のミスから次々と事態が悪化

    総務省の有識者会議「電気通信事故検証会議」は2022年10月5日、KDDIが7月に起こした大規模通信障害に関する検証報告書を公表した。KDDI自身がこれまで4度にわたって記者会見を開いて説明しているので全体像は把握していたが、さらに深掘りした興味深い内容となっている。 例えば障害の影響が全国に波及した点。同業他社からは「KDDIはなぜ影響を局所化できなかったのだろうか」と疑問の声が上がっていた。原因は、同社が音声通話用の「VoLTE(Voice over LTE)交換機」のネットワークをフルメッシュ構成にしていたためだった。東西でネットワークを分けるのが一般的な印象だが、同社は「特定の拠点で発生する輻輳(ふくそう)を早期に収束させるため」に全国フルメッシュ構成を採用していた。これが裏目に出た。今後は東西分散構成に変更するという。 検証報告書を読むと、厄介な出来事が次々と発生して事態が悪化し

    KDDI通信障害の報告書で見えた地獄絵図、痛恨のミスから次々と事態が悪化
  • マクロ機能付き小型キーボード「Stream Deck」、アプリの操作をワンタッチで入力

    小型キーボード「Stream Deck」のマクロ機能付きは、入力作業の効率化に大いに役立つ(図12)。専用のアプリをインストールしておき、体に並ぶ個々のボタンにショートカットキーやファイル、テキストなどを割り当てるという使い方だ(図13)。メールのテンプレートや、アプリのショートカットキー、Webサイトへのアクセスをワンタッチで確実に実行できる。ボタンの数は15個だが、複数の機能をまとめて収納できるフォルダー機能や、操作中のアプリに応じて登録内容の表示が自動で切り替わるプロファイル機能があるので、不足に感じることは少ないだろう(図14)。なお、ボタン数が6個や32個のモデルもある。

    マクロ機能付き小型キーボード「Stream Deck」、アプリの操作をワンタッチで入力
  • 自宅にVPN接続できる環境を構築、無料の「SoftEther VPN」を使う

    テレワークなどの際に家庭とオフィスの間の通信を秘匿し、セキュリティを保つVPN。近年ではフリーWi-Fiを安全に使う手段としても注目されている。VPNの基原理からソフトの選び方、上手な活用法、ありがちなトラブルへの対処法などを解説する。 自宅や職場のネットワーク(LAN)に、外出先などからVPNで接続する環境を個人レベルで作ることもできる(図1)。外出先からLAN内の共有フォルダーのファイルを取り出す、メディアサーバーに保存されている音楽を聴くといった使い方ができる。ただし、外部からの通信要求を受け付ける環境をつくることになるため、設定を間違えると不正アクセスを許すことにもなりかねない。利用には十分注意しよう。職場では、導入前に説明をし、同意を得よう。

    自宅にVPN接続できる環境を構築、無料の「SoftEther VPN」を使う
  • マイナンバーカード普及に「共感」はあるか、「共有」では足りない理由

    先日、歯科医院に行ったときのことだ。治療後に次の予約患者まで少し時間があったのか、歯科医が話しかけてきた。「マイナンバーカードの健康保険証のことなんだけど、やはり専用の読み取り装置を購入しないと使えないんですよね」と質問された。歯科医とは旧知の間柄で筆者がIT仕事をしていることを知っているのだ。 マイナンバーカードを健康保険証として利用するにはオンライン資格確認が必要となる。オンライン資格確認とはマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号などによりオンラインで資格情報の確認ができることをいう。 このオンライン資格確認のために相当のシステム導入コストを要するので迷っているというのが歯科医の相談内容であった。調べてみると、導入にかかる費用は歯科診療所ではカードリーダー1台は無償提供されるがそれ以外の費用として、(1)資格確認端末の購入と導入、(2)レセプトコンピューターなどアプ

    マイナンバーカード普及に「共感」はあるか、「共有」では足りない理由
  • 「自治体システム標準化」が抱える大問題、デジタル庁は企業の失敗と成功を教訓にせよ

    10年も前のことだが、SUBARU(スバル)の当時の社長にインタビューしたことがある。社長就任前に国内の営業改革を成功させた人で「ITによる業務改革は否定しないが、当社ではあまりうまくいっていなかった」としたうえで、次のような話をしてくれた。 全国の販売会社向けのシステム導入はとても難しいのだという。社主導で標準のシステムを開発し、各販社の業務を効率化しようとすると、必ず販社から苦情が出るからだ。販社と議論を重ねても、結局は販社それぞれの業務のやり方にシステムを合わせろという話になってしまうとのことだった。 来、販社はどこでも同じ仕事をしているはずだ。だが、実際は販社ごとに業務のやり方は異なる。しかも、販社は互いに他社がどういうやり方をしているのかを知らない。だから、自社の業務のやり方をシステムに合わせる必要性を理解できず、従来のやり方に固執する。その結果、新システムを導入しても何の意

    「自治体システム標準化」が抱える大問題、デジタル庁は企業の失敗と成功を教訓にせよ
  • 厚生労働省が10年備えた感染把握システムを採用せず、急造「HER-SYS」は機能不全

    医療現場の負荷軽減へ縮小運用を続ける感染者情報管理システム「HER-SYS」。実は、厚生労働省が約10年かけて開発を進めてきた別の感染把握システムがある。「症例情報迅速集積システム(FFHS)」と呼び、現場の負荷を極力抑えたものだ。だが厚労省はなぜかFFHSを採用せず、HER-SYSを急造する選択をした。累計50億円以上を投じたHER-SYSを含め、決定の経緯と結果の検証が必要だ。 新型コロナウイルス対策に活用する「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」がたび重なる運用見直しに追われている。その大きな要因の1つが、国が医療機関や保健所に求める入力事務の負荷の高さだ。 当初は患者の個人情報や症例に加え、濃厚接触の追跡に使う関連情報など約120項目の入力が必要で、1件に20~30分を要したという。医療現場から改善要望が強く、厚生労働省は2020年末に発生届と同

    厚生労働省が10年備えた感染把握システムを採用せず、急造「HER-SYS」は機能不全
  • 総括すべきCOCOAの課題は何か、政府検討の前に考えてみた

    新型コロナウイルス感染症対策で切り札とされた接触確認アプリ「COCOA」を停止する方針が決まった。河野太郎デジタル相が2022年9月13日に会見で方針を明らかにし、アプリの開発と運用を担当してきたデジタル庁と厚生労働省が方針を確認したという。 2021年2月に発覚した4カ月あまりも通知が届かなかったバグをはじめ、COCOAには当初から不可思議なバグが相次いだ。記者も必然的に心もとない開発態勢を注視するようになった。開発ベンダー選定の不透明さも拭えず、振り返ると2020年秋からは課題に焦点を当てた取材と記事の執筆が増えた。 「COCOAは開発当初からボタンを掛け違えた」(河野デジタル相)との指摘はその通りだ。同相の下でデジタル庁が主に担当するとみられる検証では、厚労省が報告書で検証していなかったベンダー選定など、最初期の過程と判断にはどのような問題と教訓があったかにも踏み込んでほしい。政府の

    総括すべきCOCOAの課題は何か、政府検討の前に考えてみた
  • 深層学習だけではない、業務の現場で「使える」AIアルゴリズムとは

    AI人工知能)の民主化」と呼んでいいほど、AIを自ら開発・運用しようという機運が高まっている。データサイエンティストではない一般的なビジネスパーソンが統計や機械学習アルゴリズムに自ら触れ、データを分析してその結果を業務に活用し始めている。実際にアルゴリズムに触れる機会が増えたと感じる読者も多いだろう。 一方で、「アルゴリズムが色々とあり過ぎて、どこから勉強を始めるべきか分からない」といった悩みの声をよく聞く。そこで特集はコンサルティングファームで働く現役データサイエンティストの視点から、ビジネスに使える最新のアルゴリズムを10種類選んで紹介する。 データサイエンスで利用されるアルゴリズムには、一つ一つ違った特性があり、業務シーンによって向き不向きがある。そこで特集ではビジネスに使えるアルゴリズムを、以下の4項目の観点で評価した。 簡便性……専門知識が不要で、すぐに実装できること 汎

    深層学習だけではない、業務の現場で「使える」AIアルゴリズムとは
  • 「社員は優秀だけど楽しそうじゃない」、パナソニックHDはアジャイル道場で覆せるか

    「もう仲間だから正直に言いますね。社員は優秀ですごく頑張っているのに、楽しそうじゃないんですよ」――。パナソニック ホールディングス(HD)でグループCIO(最高情報責任者)を務める玉置肇執行役員は2022年春、大阪府守口市にある社ビルの一室でこう語った。 語りかけた相手はリアルとオンラインで参加したパナソニック オペレーショナルエクセレンス(PEX)らの社員数十人。皆、同社のアジャイル推進組織「PEXアジャイルセンター」が主催する「アジャイル実践塾・道場」に参加する塾生や事務局関係者である。 PEXは2022年4月の持ち株会社制への移行に伴い発足し、ITや生産技術、品質管理、調達、知的財産、人事、経理、ブランドマネジメントといった各分野にわたり、グループの各社・各部門の仕事を効率化・高度化する企画やそれを具現化したサービスなどを提供している。事業会社としてパナソニックグループの経営方針

    「社員は優秀だけど楽しそうじゃない」、パナソニックHDはアジャイル道場で覆せるか
  • くさび型からフラットに、M2プロセッサー搭載でMacBook Airはどう変わったか

    新型MacBook Airは、米Apple(アップル)の自社開発チップ「Appleシリコン」のMac向け第2世代となる「M2」を搭載し、2022年7月15日から販売が開始された。 筆者はかなりカスタマイズして注文したせいで、手元に届くまでに3週間以上かかってしまったが、届いてから1カ月ほど、毎日仕事趣味で大活躍している。 この特集では、新型MacBook Air(以下M2 MacBook Air)のレビューを2回に渡ってお伝えする。1回目の今回は、M2 MacBook Airで注目すべき点の1つ、刷新されたきょう体のデザインを中心にハードウエア面を紹介しよう。次回はM2を中心に機能面を紹介する。 新色の「ミッドナイト」は新しいけど懐かしい 「MacBook Air」シリーズは、ほかのシリーズと比べてカラーバリエーションが豊富な点が特徴だ。M2 MacBook Airでは「ミッドナイト」「

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  • Wi-Fiルーターを家具の後ろや収納に隠すとどうなる?驚きの実験結果

    ルーターを家具の後ろに隠してもよい? Wi-Fiルーターは見通しの良い場所に置く方がよいと言っても、部屋のデザインと合わないなどの理由で見えない場所に置いておきたいという人もいるだろう。テレビの裏に隠すと、どれくらい影響があるかを試した(図1)。

    Wi-Fiルーターを家具の後ろや収納に隠すとどうなる?驚きの実験結果
  • 時代遅れの「フロッピーディスク」申請、国の1900条項がいまだに採用し続ける理由

    生産終了から10年以上がたち、一般職場や家庭でも見かけることすら珍しいフロッピーディスク(FD)。だが行政手続きを定める法令では時が止まっており、いまだ現役だ。 河野太郎デジタル相は2022年8月30日、約1900条項が許認可や届け出などの行政手続きの際に電子記録媒体を指定しているとして、これらをオンラインで手続きできるように改める方針を明らかにした。デジタル庁に置いたデジタル臨時行政調査会(デジタル臨調)が各省庁に回答を求めたうえで、2022年内にも各手続きの具体策を示す考えだ。 約1900条項が指定する電子記録媒体の7割を実質的に占めるのがFDだ。FDは2011年までに国内メーカーが生産を終了し、入手は在庫品に限られる。時代に即していない電子記録媒体を指定することは効率化を阻む点で、紙の書類や印鑑を強いる「アナログ規制」と同じだ。なぜそのような法令が約1900条項も現存し、企業や国民は

    時代遅れの「フロッピーディスク」申請、国の1900条項がいまだに採用し続ける理由
  • 高速回線なのに古いWi-Fiルーターがボトルネックに、家庭内の通信環境を見直そう

    パソコンやタブレット、スマートフォンといった端末だけでなく、テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電もWi-Fiに対応するようになった。それらのハブとなるWi-Fiルーターの重要性は、これまでになく高まっている。しかしそのWi-Fiルーターの仕様や、いつ導入したのかといったことを覚えていない人は多いのではないだろうか。特集はそうした人の買い替えの参考になるよう、規格の最新事情や実験を通して分かった使い方などを紹介していく。 古いモデルはボトルネックに Wi-Fiルーターはあまり頻繁に買い替える製品ではない(図1)。同じ規格であれば買い替えても劇的な変化は起こりにくく、古くなって使えなくなるということも少ないためだ。さらに購入時に一度設定したら、後から変更の必要が生じることは少ない。普段直接触らない機器は、買い替えの動機も生まれにくい。

    高速回線なのに古いWi-Fiルーターがボトルネックに、家庭内の通信環境を見直そう
  • 間違いだらけの液晶ディスプレイの拭き方、ティッシュペーパー・アルコールはNG

    液晶ディスプレイはほこりや指紋が付きやすく、汚れたままだと画面が見にくいし不快だ。汚れが目立つ前に掃除をしよう。その際に注意したいのはやり方だ。誤った方法だと、かえって見にくくなってしまう。 やりがちな失敗はティッシュペーパーで拭くこと(図1)。ティッシュは繊維が硬いため、ディスプレイを拭くと表面を傷付けてしまう。アルコールで拭くのも基的にはNG。アルコールが付着するとコーティングが剥がれたりシミが残ったりすることもある。 図1 液晶ディスプレイは繊細なので、掃除の方法も注意が必要だ。ティッシュペーパーのように繊維が硬い紙で拭くと、表面に傷が付く恐れがある。水道水を含ませた布で拭くと拭き跡が残るので、かえって汚くなってしまう。アルコールが付着した布で拭くと汚れは落ちるが、液晶表面のコーティングを剥がしてしまう このようにディスプレイの掃除は制限が多くて厄介だ。ここで正しい方法を身に付けよ

    間違いだらけの液晶ディスプレイの拭き方、ティッシュペーパー・アルコールはNG