急速に進むサイバーエージェントのスマートフォン対応。その背景にはエンジニアやクリエイターたちの柔軟な技術対応力があった。スマートフォンという未知の領域を突っ走った、彼らの1年を振り返る。 サイバーエージェントの主力事業である「Ameba」関連事業。会員数約1800万人(2011年9月時点)を誇る国内有数のコミュニケーションサービス「Ameba」はブログを基盤として、アバターコミュニティ「アメーバピグ」やミニブログサービス「アメーバなう」など関連サービスが次々とヒットを生んでいる。2011年は「スマートフォン元年」として重要な意味を持つ1年だったが、サイバーエージェントでも、この「Ameba」をスマートフォン市場にいかに迅速・的確に対応させるかが大きな技術的課題となった。 同社が重点を置いたのは2つの技術領域だ。一つは、これまでは主にPCやフィーチャーフォン向けに提供していた「Ameba」を