長浜産のメープルシロップ「ながはま森のメープル」(20g入り、1,500円)が、道の駅・塩津海道あぢかまの里(長浜市西浅井町塩津浜)で販売されている。メープルシロップはカナダ産が良く知られ、サトウカエデの樹液から作られる。日本国内にはサトウカエデは自生しておらず、ながはま森のメープルはウリハダカエデとイタヤカエデの樹液から作られている。その工程を知ると、なんだか楽しそうだったり、ご苦労だったりが感じられ、素敵な〝森の恵み〟だとわかる。 メープルウオーターとも呼ばれる樹液の採取場所は、旧西浅井町内の山門水源の森と集福寺の山中など。樹齢20年以上、胸高直径が20cm以上のカエデの樹に1か所穴をあけ、タンクを設置して樹液を集める。タンクは1月下旬に設置、1週間に1回程度、タンクに溜まった樹液を採取し、これを煮詰めるとメープルシロップになる。 この取り組みは、ながはま森林マッチングセンターの橋本勘