英国から帰国後の昨年11月に新しい油を試す杉谷さん=京都大ビッグベンの外観=ロンドン 京都大の塔時計に新しい機械油が使われ、順調に針を回している。40年にわたり修理、点検してきた「時計守」の杉谷鉄夫さん(81)が、英国会議事堂の時計塔「ビッグベン」の保守担当者からヒントをもらって見つけた油だ。 京都市内で電器店を営む杉谷さんにとって長年悩みだったのが、文字盤の針を動かすシャフトに差す油だった。普通の機械油を差しても、ゆるくてすぐたれてしまう。「あまりに油を使うので、同業者から『時計の天ぷらでも揚げているのか』とからかわれた」 手に入る限りもっとも粘りけの高い機械油に変えてみても、1カ月もたせるのがやっとだった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込みログインする今なら最大2カ月無料!サービスのご紹介はこちら関連リンク「時計守」の夢かなった ビ
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