政府は30日、家庭での節電を促すインターネットサイト「節電.go.jp」を開設し、1日から本格運用を開始すると発表した。サイトに登録し、昨夏比15%の節電を達成すると家電製品や商品券などが当たるキャンペーンを実施する。大口需要者には罰則付きで節電を義務づける一方、家庭や小口需要者には強制力がないため、達成の動機付けをすることで自主的な節電を促す。 東京電力、東北電力管内の利用者が顧客番号などを登録し、昨年7、8、9月の使用電力量に比べて15%の削減を目標に、節電を進める。15%以上の節電を達成すると、協賛企業が提供するパソコンや液晶テレビ、自転車、商品券など70種類以上の景品が抽選で当たるプレゼントに応募できる。サイトに登録するだけでも、家電量販店の割引券やホテルの宿泊割引券などがもらえる。 一方、両電力管内の大口需要者に対して政府は、罰則付きで、最大使用電力を昨夏のピーク比15%削減する