開会式「56民族」の子ら、多くは漢族 組織委「演出」2008年8月15日21時44分印刷ソーシャルブックマーク マークの写真や図はクリックで拡大します 8日の開会式で、民族衣装を着て登場した子供たち=中田徹撮影 【北京=奥寺淳】北京五輪開会式で「中国の56民族を代表して」と紹介されて民族衣装を着て場内を行進した子供たちの多くは漢族だったことが分かった。北京五輪組織委の王偉副会長は15日の会見で認め、「中国ではよくある演出だ」と意に介さず答えた。 この場面は、国旗掲揚をする前に、「五星紅旗」を取り囲んで56の民族衣装を着た子供が入場してきたシーン。開会式のときに配られた資料には「中国の56民族の子供たち」と紹介され、民族の団結と融和を訴えるうえでのパフォーマンスだった。 王副会長は「これは演出。俳優(の子供)たちが各民族の衣装を着るのはごく普通のことで、何も特別なことではない」と反論。「みん