◇3氏を猛追、椎名、道氏 9人が立候補している参院選県選挙区(改選数3)は投票日を1週間後に控え、各陣営とも追い込みに必死となっている。毎日新聞社が2~4日に行った世論調査の結果と支局の取材を総合すると、民主新人の小西洋之氏が一歩リードし、自民新人・猪口邦子氏とみんなの党新人・水野賢一氏が横一線で続き、この3氏を自民現職・椎名一保氏と民主新人・道あゆみ氏が猛追する激しい展開となっている。ただ、無回答も含め投票先を決めていない有権者が4割おり、情勢が変化する可能性がある。(10、11面に全国の情勢)【森有正】 小西氏は幅広い世代から支持され、民主支持層の半分近くを固め、社民支持層の2割に食い込んでいる。地域では大票田の千葉市や船橋市で着実に浸透する一方、町村部でも支持を広げつつある。 猪口氏は自民支持層の4割を固め、公明支持層の2割に浸透する。地域では、支援する議員が多い県南部や東葛地域を中
笑顔を振りまく自民党総裁、谷垣禎一の両脇に現職椎名一保と新人猪口邦子が並んだ。27日夕、千葉・柏駅東口の街頭演説会。「競い合って党の支持基盤を拡大してほしい。2人は今、過酷な要求で苦しい選挙をしている」。谷垣がこう紹介すると、2人の表情は一瞬こわばり、最後まで握手どころか視線も合わせなかった。 昨年の衆院選で野党に転落し、今回の参院選も「守りの選挙」に徹する自民。5人区の東京以外で唯一、2人の公認候補を立てたのが千葉選挙区(改選数3)だ。 記者が猪口に「同じ党での争いだが」と問うと、「私は新しい支持者を開拓するしかない」とつぶやくように答えた。一方、椎名を支える千葉県議は「2人当選が難しいのは分かっている。猪口さんを蹴(け)落としても、勝ち上がるのは当たり前だ」と言い放った。
有権者4割が態度保留 7月11日投票の参院選について、読売新聞社は24〜25日に全国世論調査を実施した。これに県内取材網の分析を加味し、序盤戦の情勢を探ったところ、9人が立候補している千葉選挙区(改選定数3)では、民主党の小西洋之氏、自民党の椎名一保氏、みんなの党の水野賢一氏が競り合い、自民党の猪口邦子氏、民主党の道あゆみ氏が激しく追い上げる展開となっている。ただ、4割の有権者は投票する候補者を決めておらず、情勢は流動的だ。 小西氏は民主支持層の4割近くを固めた。ほぼ県内全域で安定した戦いぶりを見せ、中でも大票田の千葉市で浸透度が高い。30歳代以上の各年代でまんべんなく支持を得ている。職業別ではサラリーマンや主婦の支持が比較的厚い。 椎名氏は自民支持層の3割強を固め、公明支持層への浸透は3割に迫る。出身の銚子市をはじめ県東部を中心に支持を得ており、20歳代と60歳代以上の支持が比較的高い。
民主党県連は定期大会で参院選の新人候補者らを発表した(左から比例で現職の広中和歌子氏、選挙区新人の道あゆみ氏、小西洋之氏) 民主党千葉県連(生方幸夫代表)は14日、千葉市内のホテルで「第12回定期大会」を開催し、新執行部体制の下、夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に擁立する2人の選挙区候補者を決定し、発表した。 出馬が決まったのはいずれも県連と党本部の公募で決定した新人で、弁護士の道あゆみ氏(44)と元総務省課長補佐の小西洋之氏(38)。比例区ではすでに、現職の広中和歌子氏(75)の公認が内定している。 大会で党本部の石井一選対委員長は「次の参院選は政権交代を集結させる最後の戦い。民主党が自信を持ってマニフェストを実行するためにも、参院で単独過半数を制することが絶対条件」と強調。 小沢一郎幹事長の政治資金問題などをめぐり、参院選の正式な公認候補者発表が今月末予定と遅れている民主党だが、石井選
今夏予定の参院選県選挙区(改選数3)で、民主党県連は14日、早大大学院教授で弁護士の道(みち)あゆみ氏(44)と、総務省課長補佐の小西洋之氏(38)=ともに新人=を党公認候補に内定したと発表した。会見した石井一・党本部選挙対策委員長は「激しい戦いになると思うが、死力を尽くして頑張りたい」と話した。2月末までに党本部の常任幹事会で正式決定する。 同日千葉市内で開かれた県連大会で、道氏は、弁護士として子どもの問題などに取り組んだとし、「子どもや経済的に困窮する人にとって、生きやすい社会にしたい」と意欲を語った。小西氏は、脳卒中の後遺症で苦しむ家族の介護をした経験を踏まえ、「日本の医療を変えたい」と訴えた。比例代表での立候補を表明している現職の広中和歌子氏は「新人2候補とともに、選挙戦を全力で戦う」と述べた。 大会ではほかに、県連代表に生方幸夫氏(衆院6区)、同代表代行に黒田雄氏(衆院2区)が選
「その計画、ちょっと待った!」住民不在の県政に、体当たりで勝負を挑む、大野ひろみの「県県Go! Go!」ブログ 自民党が前代未聞の下劣な意見書を出し、最終日の標的となった。その意見書とは「選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書」である。 病的な「男女平等大嫌い人間」が作成したのであろうが、とにかく議論の飛躍が物凄い。全文を載せるのも気持ち悪いので、要旨を書くと・・・・・ --------------------------* 民主党を中心とした新政府は選択的夫婦別姓の実現のために民法を改正しようとしているが、これは、家族崩壊が叫ばれて久しい日本社会の家族に、とどめの一撃を加えるものだ。 「夫婦も別姓、子どもも別姓」社会は、「子どもは国家のもの」とする社会主義・全体主義国家である。その典型例が、ポルポト政権下のカンボジアで行われた大虐殺である。国家が子どもに親殺しを命じた結果があの大
健康理由、後継指名せず 8月の衆院選に千葉13区から出馬し、落選した自民党の実川幸夫氏(66)が25日、健康上の問題を理由に政界引退を表明した。後継指名は行わず、自身が務めた同党千葉13区支部長について、「党本部の意向を踏まえるが、公募もあるだろう。地元の意見を聞いて選んでほしい」と述べた。 実川氏は21日、印西市のホテルで後援会幹部らを集めて政界引退の考えを明らかにした。「体調が万全ではなく、次期衆院選を戦える状況ではない」と説明したという。 実川氏は成田市出身。山村新治郎元衆院議員の秘書から県議を経て、1993年の衆院選(旧千葉2区)から新生党で立候補し初当選。連続5回当選し、法務副大臣などを務めた。昨年8月からは自民党県連会長を務めていたが、今年8月の衆院選に落選し、辞職した。 引退表明の時期について、実川氏は「早めに表明して、来夏の参院選は新しい支部長を迎えて戦ってほしいと思った」
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