政界の常識にとらわれないため「宇宙人」とのあだ名もある鳩山由紀夫首相が29日夜、自らを「宇宙人」と称する一幕があった。この日、首相は東京都渋谷区の居酒屋で、火星探査計画に協力する惑星科学者、松井孝典氏らと懇談。居酒屋の2階の窓を突然開け、通行人らに「これ、火星儀。宇宙人ですから」と笑顔ではしゃいだ。火星儀は松井氏からのプレゼント。【狩野智彦】
政界の常識にとらわれないため「宇宙人」とのあだ名もある鳩山由紀夫首相が29日夜、自らを「宇宙人」と称する一幕があった。この日、首相は東京都渋谷区の居酒屋で、火星探査計画に協力する惑星科学者、松井孝典氏らと懇談。居酒屋の2階の窓を突然開け、通行人らに「これ、火星儀。宇宙人ですから」と笑顔ではしゃいだ。火星儀は松井氏からのプレゼント。【狩野智彦】
【ピッツバーグ〈米ペンシルベニア州〉=尾形聡彦、藤田直央】25日のG20首脳会合後の会見で、バラク・オバマ米大統領と鳩山由紀夫首相が親密ぶりを互いに強調した。大統領の大好物にありついた鳩山首相へのうらやましさをオバマ氏が口にすれば、鳩山首相もファーストネームで呼び合う仲を紹介した。 会合直後の会見で、オバマ氏は自分から「少し怒っていることがある。私は今回、パメラのパンケーキを食べにいけなかったのに、ユキオ・ハトヤマは食べたんだ」と冗談を飛ばした。ピッツバーグ名物の同店のパンケーキは、オバマ氏がホワイトハウスにオーナーを呼び寄せて作ってもらうほどの大ファン。オバマ氏は「(首相は)絶賛していた」と笑顔で語った。 その直後の会見で鳩山首相も「パンケーキを食べたと(大統領に)申し上げたら大変うれしそうで、一緒にいたかったなと、そんな話もして頂いた」とやりとりを披露。「ユキオと呼んでいただいてい
国会で国民に対して所信表明演説をする前に、いきなり国連気候変動首脳級会合で世界に向かって演説し「温室効果ガス25%削減」の中期目標を公約して絶賛を浴びるという、異例のデビューを果たした鳩山由紀夫首相だが、いつも粗探しのようなことばかり書いているマスコミも、「"鳩山カラー"全開で外交デビューを飾った。......国連の各会合での演説も、高い理想を掲げる"鳩山カラー"が彩る」(23日付読売)と、好意的なに報じている。 ●未来からの風 「鳩山カラー」というものがあるとすると、その最大の特徴は、"未来志向"と言うか、まず将来へ向かっての大きな目標を掲げてしまって、それをどうしたら実現できるかは後から考えればいいという、あっけらかんとした割り切り方である。これは実は、鳩山個人の性分によるというよりも、旧民主党以来の同党の政策の根本にある発想方法である。前原誠司国交相が取り組んでいる八ッ場ダム問題で、
それは日本の民主主義の勝利であり、国民の勝利だった。私の率いる新政権は、直面する内政・外交の課題に全力で取り組む所存だ。 日本が国際連合への加盟を承認されたのは、1956年12月18日だ。その時の首相が、我が祖父、鳩山一郎だった。日本の国連デビューとなった第11回総会で、当時の重光葵外相は次のように述べた。 「日本はある意味において東西の架け橋となりうるのであります。このような地位にある日本は、その大きな責任を十分自覚しておるのであります」と。 当時の首相である祖父・一郎は「友愛」思想の唱導者だった。友愛とは、自分の自由と自分の人格の尊厳を尊重すると同時に、他人の自由と他人の人格の尊厳をも尊重する考え方だ。 重光葵の演説にある「架け橋」という考え方が、一郎の友愛思想と共鳴していることは実に興味深い。それから53年後の今日、同じ国連総会の場で、私は日本が再び「架け橋」としての役割を果たさんこ
議長、ご列席の皆さま。トレイキ議長の第64回国連総会議長への就任をお祝い申し上げます。また、デスコト前議長の卓越した指導力に敬意を表します。 私は、国連が直面する様々な課題への対応において潘基文(パン・ギムン)事務総長が示している献身と指導力を、高く評価します。 議長。日本で、制限的なものとはいえ選挙制度が始まったのは、今から120年前の1889年のことです。その後、20世紀の初めには「大正デモクラシー」と呼ばれる時代もあり、選挙によって政府が変わることは、実は日本でも当たり前のことでした。 このように、日本は民主主義と選挙の確かな伝統を持つ国です。しかし、第2次世界大戦後の日本では、投票を通じた政権交代が行われることはありませんでした。政と官の間の緊張関係が消えて「顔の見えない、国民に選ばれたことのない官僚」への依存が強まり、結果として日本外交から活力を奪ってしまった面があることは
具体的な手法も示さず「主要な排出国の合意を前提に、温室効果ガスの90年比25%削減をめざす」という鳩山発言を聞き、人気取りの暴言だと感じたのは私だけではないでしょう。 ある試算によると、全ての新築家屋に太陽発電装置を義務付け、新車の90%、日本の全車数の40%をHVにした上、現在の太陽光発電を55倍に増やし、鉄鋼、セメントなどは20%以上も減産を迫られ、一家族当りの年間負担が36万円に上るなど、余りにも高いハードルです。 最近の世論調査によると、この削減目標は賛成42%、反対13%という高い支持を得たそうです。但し、この調査に答えた人々が削減目標の負の部分を知った上で支持したものかどうかは、私が知る由もありません。 民主党は、再生可能エネルギーによる発電全量を電力会社に買い取らせ、買い取り制度拡充によって電気代の負担が増える一般家庭のうち、低所得者層に対し電気代などを補助する検討を始めたと
民主党鳩山由紀夫首相(62)も漫画&アニメオタクだった? 鳩山首相が、同党幹事長だった05年、オタク専門誌「オタクエリート」に登場、「日本の漫画・アニメ文化」について「世界一」「世界をリードしている」と称賛し、発展させるべきと主張していたことが23日、分かった。漫画で歴史を勉強していることや、「漫画ベスト10」も明かすなど、自身のオタクぶりも披露。自民党麻生太郎前首相(69)だけでなく、新首相も「オタク文化」推進に理解を示していた。 鳩山氏が出ていたのは、ビブロス社(破産)から05年12月に出版されたオタク誌「オタクエリート」NO・1号。表紙モデルも務めた鳩山氏は、「鳩山由紀夫が語るニッポンの漫画・アニメ」と題された巻頭ロングインタビューに登場。 まずは漫画について「漫画の効用はある」などと評価した。さらに、自身も「三国志」などの漫画で歴史の勉強をしていることを明かし「最近は歴史の勉強をす
鳩山首相もスタンフォードの博士課程では苦労されたと思いますから、アメリカの「テストの点数」には敏感かもしれません。というのも、A評価というのは試験やその他の要素を足して90%に達していないとダメという厳しい掟があり、しかもその成績はGPAという平均点の構成要素として一生ついて回るからです。さて、その鳩山首相が今回、国連総会での演説で「外交デビュー」を果たしました。演説は成功だったのですが、100点満点で採点するとどうでしょう? 90点以上のA評価ということにしても問題ないのですが、ここは辛口に88点の「Bプラス」評価ということにしておきましょう。 とにかく成功したということは間違いありません。「90年比25%削減」という数字をしっかり主張して国際協調を要請したこと、途上国にも理解を強く求めつつ支援策の枠組みを示したこと、12月のコペンハーゲン会議へ向けての意欲を示したこと、この3つのメッセ
21日夜(日本時間22日午前)、ニューヨークで中国の胡錦濤国家主席との会談を終えた鳩山首相は、記者団に自ら結果を伝えた。 「自分が描く『友愛精神』にのっとった国際関係の話を申し上げた」 日中両国が違いを乗り越えて信頼関係を構築し、それを軸に東アジア全体の「共同体」を構想したい。日本をたつ際、「一番大事なことは、他の首脳の方々に信頼していただくこと」と謙虚に語った首相だが、米国到着から約2時間半後に臨んだ首脳会談では、「鳩山カラー」全開で外交デビューを飾った。 「気候変動」「核軍縮」がテーマの国連の各会合での演説も、高い理想を掲げる「鳩山カラー」が彩る。2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減し、「核兵器のない世界」も実現――。いずれも、世界が違いを乗り越えられない難題で、日本が主導的役割を果たそう、という野心的な思いがこもる。 こうした外交姿勢の根幹にあるのが、首相が「政策を
【ニューヨーク=今堀守通】世界90カ国以上の指導者が出席した国連気候変動首脳会合が22日午前(日本時間同夜)に開かれ、鳩山由紀夫首相が演説した。首相は、温室効果ガス削減の中期目標について、主要国の参加による「意欲的な目標の合意」を前提に「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」と表明した。 25%の削減は、民主党が先の衆院選で掲げた政権公約(マニフェスト)に盛り込んだ主要政策。麻生前政権が示した「05年比15%削減」(90年比8%削減)より大幅に踏み込んだ目標を事実上の国際公約としたことで、日本は実行へ重い責任が課せられた形だ。 演説で首相は、「あらゆる政策を総動員して実現を目指す」として、企業間で排出枠を売買する国内排出量取引制度や、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の導入、温室効果ガス対策税(環境税)を検討する考えを示した。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、各国代表のみなさま、ご列席のみなさま、本日の時宜を得た国連気候変動首脳級会合でスピーチをする機会をいただき、誠にうれしく思います。 私は、先月末の衆議院選挙において初めて民意による政権交代を果たし、つい6日前に、内閣総理大臣に就任をいたしました鳩山由紀夫です。 気候変動の問題は、その影響が世界全体にわたり、長期間の国際的な取り組みを必要とするものです。すべての国々が「共通だが差異ある責任」のもと対処していくことが肝要です。政権交代を受け、日本の総理として、本日ご列席の各国のリーダーのみなさまとともに、科学の警告を真剣に受け止め、世界の、そして未来の気候変動に結束して対処していきたいと存じます。 【温室効果ガスの削減目標】 まず、温室効果ガスの削減目標について申し上げます。 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)における議論をふまえ、先進国は、率
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く