中川昭一前財務相は19日、北海道帯広市での会合で、ミサイル発射を非難する国連安全保障理事会議長声明に反発して北朝鮮が核開発再開を宣言したことに関連し「純軍事的に言えば核に対抗できるのは核だというのは世界の常識だ」と述べ、日本として核武装を議論すべきだとの考えを表明した。 中川氏は安倍政権で自民党政調会長を務めていた平成18年10月にも「憲法でも核保有は禁止されていない」と発言している。 中川氏は、北朝鮮が日本のほぼ全土を射程に入れる中距離弾道ミサイル「ノドン」を多数保有し、ミサイル搭載できる小型化した核爆弾を保有しているとの見方を強調。「彼らは予告なしにいつでも撃ってくるという態勢に一歩近づいた。対抗措置を常に議論しておかなければならない」と訴えた。 ただ、現時点での日本の核兵器保有の必要性については「核(武装)の論議と核を持つことはまったく別問題」と述べ、当面は国民レベルでの議論に委ねる
当選確実の報を受け、支持者たちと抱き合い喜ぶ鹿内博氏(中央)=19日午後9時40分、青森市中央1丁目の選挙事務所 19日投開票された青森市長選で、27年間の地方議員時代に一度も政党に属さなかった「無党派」市長が誕生した。前県議の新顔鹿内博氏(61)が、自民、公明が支持する現職の佐々木誠造氏(76)を破った。信条である「核燃料サイクル施設反対」という旗をいったん降ろし、固い保守地盤にも食い込んだ。 鹿内氏は「一貫して無所属で27年間やってきたことを市民が評価してくれた。ここで勝負を挑まないと市民派が時機を失ってしまうと思った」と語った。 「市民派無所属」を掲げる鹿内氏は82年、3度目の挑戦で青森市議に初当選。91年に青森県議に転身した。この間、一度も政党の会派に属さなかった。今回の市長選でもこれまでと同様、政党や企業、労組など組織の支援がまったくない状態で臨んだ。 しかし、津軽弁や市
「5階建て3棟」のはずが実際は「10階建て1棟」の発注に…馬毛島の自衛隊基地整備で西之表に新設 隊員宿舎が種子島有数の高層建築物に
「5階建て3棟」のはずが実際は「10階建て1棟」の発注に…馬毛島の自衛隊基地整備で西之表に新設 隊員宿舎が種子島有数の高層建築物に
民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日、障害者団体向けの割引郵便制度の悪用事件で容疑者側からの献金が報じられている同党の牧義夫衆院議員(愛知4区)について、「新聞などの(報道の)範囲では、彼が違法なことをやったとは感じられない。いたずらに報道だけが先行している。(26日投票の名古屋市長選)それを狙った問題提起だ」と述べ、牧氏に関するマスコミ報道を批判した。名古屋市内で記者団に答えた。 また、同市内の街頭演説では、西松建設献金事件に絡む同党の小沢一郎代表の進退については「政権交代できるかできないか、一番真剣に考えているのは小沢代表だ」としたうえで、「小沢代表の決断をしっかりと受け止めていただきたい」と述べた。
献血に参加した大阪市の40代女性が採血針で腕の神経を傷つけられ、上肢まひの後遺症が残ったとして、日本赤十字社(本社・東京都港区)に約1億3千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こし、日赤が賠償金7180万円を女性に支払う内容で和解していたことがわかった。献血での事故をめぐり、日赤側が今回のような多額の賠償に応じるのは異例。 女性は、傷ついた神経が過敏になって手足がしびれたり、激しく痛んだりする反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)を発症した。厚生労働省によると、献血による健康被害は年間5万〜6万件報告されているが、めまいや皮下出血などが大半で、RSDの発症例はまれという。 訴状によると、女性は03年7月、大阪市内で行われた日赤の献血に参加した。看護師が右ひじの血管に採血針を入れたが、手間取ったため、別の看護師に交代。女性は鋭い痛みを感じ、「やめてください。別の所にしてください」と
福祉を食い物にした「闇ビジネス」に、捜査のメスが入った。障害者団体向け郵便料金割引制度を悪用して大量のダイレクトメール(DM)を格安で発送していたとして、大阪地検特捜部が16日、印刷・通販大手「ウイルコ」(石川県白山市)の会長や大手家電量販会社「ベスト電器」(福岡市)の元販売促進部長ら8人を逮捕、2人を再逮捕した郵便法違反事件。逮捕者の中に、障害者団体の代表者が含まれていたことに驚きの声が上がっているが、同時に政界の“影”も見え隠れしている。 ■いんちき団体 「福祉新聞の広告として掲載し、郵便料金を安く抑え、福祉団体を支援している企業としてのイメージアップを狙えます」 「製作から印刷までハガキ郵便代以下で出来ます」 カラー印刷のパンフレットには、「安さ」と「イメージアップ」をアピールする言葉が並ぶ。 これは、逮捕された障害者団体「白山会」会長、守田義國容疑者(69)が製作に関与した独自の宣
家電量販大手「ベスト電器」のダイレクトメール(DM)広告をめぐる郵便不正事件で、自称・障害者団体「白山会」(東京都文京区)の刊行物を装ったDMが郵便事業会社(JP日本郵便)の新東京支店(同江東区)から発送される前、埼玉県の郵便窓口で一度断られ、民主党の牧義夫・衆院議員(51)=愛知4区=の秘書が、関係支社を訪れていたことが関係者の話でわかった。白山会については注意文書が日本郵便内で流され、不正の窓口になった新東京支店にもDMのサンプル付きで届いていたが、秘書の訪問後に発送が認められていた。 注意喚起の文書について、大阪地検特捜部は、DM発送の審査にかかわった日本郵便の社員らが不正に気づきながら黙認した可能性を示す文書として重視。牧議員の秘書が動いた経緯についても、白山会会長の守田義国容疑者(69)=郵便法違反容疑で逮捕=らから詳しく事情を聴いているとみられる。 関係者によると、白山会側
全国の自治体職員らが、北海道夕張市の財政破綻(はたん)問題を現地で考えようという地方自治研究全国集会の特別分科会が17日、同市で始まった。現職の夕張市幹部が「内側から見た破綻の経緯」を語り、「苦悩の胸の内」を明かした。 報告に立ったのは、前市職労委員長の寺江和俊・総務課長(47)。 市の財政破綻は、新聞やテレビで「地方の無駄遣いの象徴」として取り上げられた。しかし、一方的な見方しかしない一部の報道には反発を感じたり、「不適正な会計処理」を強調した「自己責任論」には違和感を感じたりしてきたという。 破綻は観光事業への過剰投資が引き金になったものの、炭鉱閉山の後始末や市民生活直結の住環境整備への投資、国の三位一体改革による地方交付税の激減など、背景に多くの要因があったと指摘。「市職員の多くは当時、基幹産業撤退後のまちの生き残りをかけ、国も認めた観光都市への転換の前線で懸命に努力していた」
「ふるさとに はや桜満(み)つ ゆゑ問へば 冬の寒さに 耐へてこそあれ」-。 麻生太郎首相は18日に都内の新宿御苑で開いた首相主催の「桜を見る会」であいさつし、満開の八重桜を前に自作の短歌を披露した。 地元・福岡県の桜が全国で最も早く開花したことを指摘した首相が不況脱出に向けた決意を示したといえ、首相は「冬の時代にずっと仕込んでいた政策の花が開くのはこれからだ。春と同時に開花していくように、今後も頑張りたい」と語った。 この日は政財界やアキバ発の人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーら芸能界などから約1万1000人の招待客が出席した。首相は記念撮影や握手にきさくに応じるなど終始ご機嫌の様子。支持率も回復傾向にあり、その表情からは政権運営にかける自信を取り戻しつつあることをうかがわせた。
「アクセスジャーナル・メルマガ版」始めました! 購読料:800円/月(申込当月無料) ブログ版『アクセスジャーナル』のダイジェスト版です 購読料:800円/月(申込当月無料) ●ブログ版「アクセスジャーナル」はこちら 『噂の真相』(休刊)の常連ライターだった本紙・山岡が、その意思を引き継ぎ、タブー無しで、あらゆる社会の矛盾を告発します。 ●「ストレイ・ドッグ」の由来 日本語は「野良犬」。買い主(権力者)の言いなりにならず、エサ(本当に告発に値するネタ)を求め、日夜、駆けずり回る、取材者の基本精神の象徴として。 ●内部告発求む ただし、相手は腐敗官僚、汚職警官、政治屋、銀行を始めとする大企業など、公益性あるケースに限ります。メールか、ファックス(03-3203-3018)でお願いします。山岡本人が取材し、本紙以外の大手紙・誌で発表する他、心あるマスコミ関係者、弁護士、政治家等とも連係して告発
加藤功・知多市長は農作業を終えると、左右を確認し、畑側から線路を渡り始めた=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、駆け足気味に線路をまたいだ=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、かがんだ姿勢で自宅前のさくを乗り越え、市道側に戻った=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、斜めに下がっていたさくの鉄板を動かした=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、青いさくを押し下げた部分を通って畑に入り、農作業に熱中していた=15日午前6時7分、愛知県知多市八幡知多市長の自宅と線路の位置関係地図 愛知県知多市の加藤功市長(67)が、自宅前を通る名鉄常滑線のさくを乗り越えて線路内を横切り、自宅の向かいにある畑との間を日常的に行き来していた。地元の住民から「危険だ」と苦情が出ており、加藤市長は「今後はやめる」と話している。 この場所は
自民党の菅義偉選挙対策副委員長が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)を作る自民党検討チームの座長に内定したことに、党内から異論が出ている。麻生首相の側近で選対幹部である菅氏が、公約策定も担当して権限が集中することへの警戒感が強まっているためだ。 17日の党役員連絡会では、石原伸晃幹事長代理が「国民の関心事が政権公約から漏れるといけないので、幹事長と政調会長とで公約作りの枠組みを慎重に決めるべきだ」と述べ、細田幹事長も「(菅座長の検討チームは)まだ正式に決まったわけではない」と応じた。 これまで、政権公約策定の中心だった党幹事長室、政務調査会を差し置く形で、当選わずか4回の菅氏が公約策定で主導権を握ることへの不満を示したものだ。 16日の山崎派総会でも、「政権公約は極めて大事な話だ。トップダウンではなく、手続きも含めて、広く議論するべきだ」との意見が相次いだ。 菅氏の起用には首相の意向が働い
麻生首相が意気軒高だ。 小沢民主党代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件の影響で、自民党内に吹き荒れた「麻生降ろし」がほぼ収束したことや、内閣支持率の回復に気を良くしているようだ。首相に近い議員からは「いい気になり過ぎて、失言が心配だ」と懸念する声も出ている。 18日の「桜を見る会」で、首相は多くの招待客と握手を交わしたり、記念撮影に応じた。招待客から「総理、人気があるぞ。自信持ってやれ」「頼みますよ」と声をかけられると、首相は「ガハハ」と何度も大声で笑った。 ◆解散権掌握に自信◆ 首相の最近の機嫌の良さは、衆院解散・総選挙を決めるフリーハンドを握ったとの思いが強いためと見られる。 17日は、首相官邸で記者団に、公明党の太田代表との極秘会談を踏まえ、解散時期を7月の都議選後にする考えがあるかと聞かれると、「いろんな意見があるのを知らないわけではない。そういった意見を全部勘案したうえ
2月の北九州市議選で偽の投票用紙66枚が見つかった事件で、正規の投票用紙をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された建設業山村速人容疑者(33)に18日接見した弁護士は、記者団に「ある人物から指示を受けて、5人に正規の用紙集めを指示し、40万円を分配したと話している」と述べた。 弁護士は「指示した人物は、これまで山村容疑者が供述したと報道された内容と違いはない」と話し、指示役は小倉北区から立候補して落選した山田国義氏(73)であることを認めた。 山村容疑者は、偽の投票用紙を「50枚ずつ2回、計100枚もらった」とし、「指示役から受け取った10万円と、自分で立て替えた30万円の計40万円を正規の用紙集めを依頼した5人に配った」と話しているという。 内訳は、同容疑で逮捕された涌波正登容疑者(25)に17万〜18万円、古口信太郎容疑者(25)に13万円、土生賢太郎容疑者(33)に4万〜5万円、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く