仙谷氏関与の見方強める=不逮捕、ポピュリズムと酷評も−自民 仙谷氏関与の見方強める=不逮捕、ポピュリズムと酷評も−自民 中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件で、捜査当局が神戸海上保安本部の海上保安官を逮捕しない方針を決めたことについて、自民党内は「仙谷由人官房長官の影がちらついている」(幹部)との見方がもっぱらだ。保安官が逮捕されなくても、馬淵澄夫国土交通相の政治責任は免れないとして、徹底追及する方針だ。 自民党の参院幹部は15日、「役人の説明を聞いて公判を維持できないと悟った官房長官が判断したのではないか」と指摘。党三役の1人は「ここまでやっておいて逮捕しないなんて、ポピュリズムもここに極まれりだ」と酷評。石原伸晃幹事長は国会内で記者団に「中国人船長を釈放しておいて保安官を逮捕したらまた人気が下がると思っているのか」と皮肉った。 ただ、海上保安官が当初想定された国家公務員法(守秘義