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ブックマーク / ameblo.jp/rintaro-o (152)

  • 緒方林太郎『日本の時限爆弾』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 少し前のル・モンド紙に「日の時限爆弾(bombe a retardement japonaise)」 という論稿がのっていました。書いたのはフランスでは有名なニコラ・バヴェレスという歴史家・経済専門家です。全体として真新しいことは少ないのですが、フランスの知性から見て今の日がこう見えており、こういう分析が広く共有されているということで紹介しておきます。 なお、このバヴェレスは左派ではなく、自由主義経済を信奉する保守系です。フランス人らしいイヤミのエスプリがありますね。ただ、彼は別に日に厳しいのではなく、フランスの硬直的な経済構造を厳しく批判していることでも有名です。なお、印象的なのは、人口減少社会との関係で「移民」の話をかなり強く

    緒方林太郎『日本の時限爆弾』
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    biconcave 2013/03/18
  • 緒方林太郎『テロの原因』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 昔から疑問に思っていることの中に「テロの原因」があります。よく見聞きするのが「貧困」がテロの原因であるという分析です。私はそもそも、このあたりに誤解があると思っています。 単純な議論ですが、当に貧困がテロの原因であれば、テロが起こるのはまずは最貧国と言われる場所でしょう。アフリカには最貧国と位置づけられる国が幾つかありますが、必ずしもそこがテロの巣窟になってるというわけではありません。むしろ、そこそこリッチな国の方がテロが起きやすいとすら言える面もあります。 そういう理屈に立つと、例えば、ODAの増減とテロの間に有意な関係を見出すことが当に可能なのかと思います。多分、経済発展との関係で緩やかな有意性くらいは見いだせるような気もします

    緒方林太郎『テロの原因』
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    biconcave 2013/02/14
    >本当に貧困がテロの原因であれば、テロが起こるのはまずは最貧国と言われる場所でしょう。アフリカには最貧国と位置づけられる国が幾つかありますが、必ずしもそこがテロの巣窟になってるというわけではありません
  • 緒方林太郎『マリ、アルジェリア情勢』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 マリのクーデター、そして、その後、イスラム勢力AQMI(Al-Qaida au Maghreb Islamique)によるマリ北部地域の制圧、フランス軍の空爆、アルジェリアへの波及と、非常に西アフリカ情勢が大荒れです。マリのクーデターについては、昨年このようなエントリー を書いていました。ついでに現地の世界遺産関係でもこのようなエントリー を書いていました。かつて、セネガル大使館勤務時にマリ担当として幾度となく首都バマコを始めとして出張した身としては残念でなりません。今回、アルジェリア南東部イン・アメナスでの人質事件では41名とも言われる関係者が人質に取られています。いち早く安全に救出されることを、遠く北九州市の地から祈るばかりです。

    緒方林太郎『マリ、アルジェリア情勢』
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    biconcave 2013/01/17
  • 緒方林太郎『フランス社会党の経験』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 今回、私が所属する民主党は負けました。それも歴史的な惨敗です。ただ、私は自分の敗北を党のせいにすることはいたしません。全国的に見れば逆風の中でも小選挙区で勝ってきている人がいるわけですから、その方々にあって、私になかったものがある、ただそれだけのことです。 今回の敗北を経験して、ちょっと思ったのはフランス社会党が1993年総選挙で大敗北した時のことと似ているのかもしれないなということです。社会党政権である第二次ミッテラン政権(1988-1995)ではミッシェル・ロカール、エディット・クレッソン、ピエール・ベレゴヴォワという3人の首相を経て、1993年の総選挙で大敗します。国民議会(下院)での議席を260から53まで減らすという正に惨敗で

    緒方林太郎『フランス社会党の経験』
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    biconcave 2012/12/28
  • 緒方林太郎『公益法人改革(置き土産)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 今となってはもう日の目を見ることもないでしょうが、私は「公益法人改革」について相当に詰めた議論を行い、以下のような方針を書き上げてきました。これは行政関係部局や国会の法制局ともかなり激論をしながら作ったものです。 これは法改正がなくてもやれる内容を盛り込んでいます。最後の最後のところで、これを閣議決定する方向性を付けたかったのですが、解散で実現しませんでした。心血を注いで作りこんできただけに結構な自信作です。 ゴチャゴチャしたことが書かれていますが、内容的には色々なものが盛り込まれています。天下り、内部留保、会費、検査事務、調達等、これくらいの規制が閣議決定でかかれば、間違いなく公益法人をめぐる様々なことが変わるでしょう。ポイントは最後

    緒方林太郎『公益法人改革(置き土産)』
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    biconcave 2012/12/18
    無念さがにじみ出ている…
  • 緒方林太郎『「でも」「しか」』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 昔、役所に居た時代から強く感じていたことなのですが、時折ではありますが、日の組閣人事の中で「でも」「しか」で大臣が配置されるのがとても目に付くポストがあります。何故か、それは「権力系」のポストなのです。具体的には法相、国家公安委員長です。かつては防衛庁長官にもそういう傾向がありました。なお、今の滝法相、小平国家公安委員長はいずれも人格、能力共に個人的に尊敬する方であり、特に現職の方を論評するものではないことを断っておきます。 今、ウィキペディアで法務大臣の欄を見ていたら、ご丁寧に「閣僚の中でも、人数比からして参議院議員が就任することが多い(参議院枠)。また比較的女性や民間人が任命されることも多い。戦後、法務大臣経験者で総理大臣に就任し

    緒方林太郎『「でも」「しか」』
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    biconcave 2012/10/30
    こんなこと書いちゃっていいのかよw/むき出しの「権力」を担当するからこそ抑制するシステムが発達して結果お飾りポストになる、ということなんでしょう
  • 緒方林太郎『小沢幹事長が(恐らく)やりたかった(と思われる)こと(その1)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 当選してから3年1ヶ月が過ぎました。最初に登院した時の思いは忘れていません。それから色々なことがありましたが、少し当選直後の時の事を回顧したいと思います。 私は当時の小沢幹事長が「陳情・要望活動」について、打ち出したアイデアをとても斬新なものだと評価していました。具体的には、陳情・要望については党で一元的に受けることとして、役所に直接陳情・要望するのは控えてもらうということだったと思います。これは党が自治体や団体に睨みを利かせるためとか、色々な批判もありましたが、方向性としてはとても正当なものだったと思っています。 昔は予算の時期になると、地方から大陳情団がやってきて、与党議員や役所のところを回るのが常でした。私が役所に入った当時、年末

    緒方林太郎『小沢幹事長が(恐らく)やりたかった(と思われる)こと(その1)』
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    biconcave 2012/10/11
  • 緒方林太郎『小沢幹事長が(恐らく)やりたかった(と思われる)こと(その2)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 先のエントリーに続き、もう一つ、恐らく小沢幹事長の意図していたことは、政策面でも「政府」と「与党」を分けるということだったと思います。 政策立案は、我々が選んだ政府にお任せしようということでして、それは何を意味しているかと言うと「与党事前審査制」という不透明なプロセスを止めようではないかということです。かつて、民主党が野党時代、与党の事前審査制を批判していました。与党のブラックボックスの中ですべて調整が付いてしまい、国会審議は「恙無く終えるべきもの」として形骸化するというのがその大きな理由でした。しかも、党内の与党事前審査制においては、様々な利権モノの押しこみが行われ、その対価を何らかの形で得たとしても斡旋利得罪が成立しにくいということ

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    biconcave 2012/10/11
  • 緒方林太郎『革新的エネルギー・環境戦略』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 革新的エネルギー・環境戦略 が策定され、それを踏まえて、9月19日には閣議決定 がなされました。閣議決定に際しては、戦略そのものが閣議決定に乗った、乗らなかったみたいな話でゴタゴタしていましたが、まあそこは「踏まえて」で受けているのであまり重要なことではありません。 純粋に文書の読み方から言うと、閣議決定は「遂行する」に対して幾つかのヘッジが掛かっています。キーワードは、①踏まえて、②柔軟性を持って、③不断の検証と見直しです。②と③は、普通に読めば「ああ、ヘッジが掛かっているのだな」ということが分かるわけですが、①も意外にポイントでして、こういう時の役所文章の読み方というのは「何故、『従って』ではないのか」というふうに読むのが通です。「

    緒方林太郎『革新的エネルギー・環境戦略』
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    biconcave 2012/09/25
  • 緒方林太郎『地元より』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、ずっと地元にいます。来、国会会期中の平日に地元にいることなど稀でありまして、もっと言えば国会議員の分から言えば東京で色々と精励しなくてはならないはずです。 しかしながら、国会は空転中。しかも、既に東京は政局モードでして党内の会議も低調気味。幾つか出席しては論陣を張っている党内会議も軒並み開かれずということで東京に上がる理由がないのです。地元を回っている時によく掛けられる「こっちに居ていいの?」と質問に対して、「ええ、当は東京のはずなんですけどね・・・」と答えるのが辛いです。 そもそも、私の感覚から言えば、例えば「解散」と「特例公債法案」を天秤にかけたり、「衆議院定数是正」を店晒しにするというのはおかしいのです。与党議員として

    緒方林太郎『地元より』
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    biconcave 2012/09/05
    >内閣は衆議院の信任を得て成立する、予算は衆議院が優越する、といった憲法の本義から外れるような事はやはりよくありません。このツールに何らかの歯止めをかけないと日本はとんでもないことになります。
  • 緒方林太郎『大使人事』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 駐米大使、駐韓大使、駐中大使の人事と外務省幹部人事がマスコミに出ていました。大使人事については色々と思うことがあります。 10年弱前に外務省不祥事の結果、何故だか分りませんが、例えば「G7の大使の内、一つは非外務省に出すべし」ということでイタリア大使に厚生労働次官経験者を就けました。正直なところ、あまり良い人事ではなかったという思い出があります。また、当時の川口大臣の諮問機関である「変える会」で「外務次官経験者は大使に転出すべからず」という提言が出ました。その後、提言を受けた外務省が策定した行動計画ではその部分は踏襲されませんでしたけど、実体的にはその後3代の外務次官経験者は大使に転出しませんでした。今回、10年ぶりくらいに次官経験者が

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    biconcave 2012/09/05
  • 緒方林太郎『外国人研修生・技能修習生』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 外国人研修生・技能研修生ということで、5万人近い方が毎年日で「研修」をしておられます。あまり認識がないかもしれませんが、うちの地元北九州でも結構な数の方が研修をしておられます。目的は技術、技能を習得してもらうことです。その8割は中国人、残りは東南アジアの方々です。 何度か報道されたので知っておられる方もおられるかと思いますが、この制度が事実上の単純労働者の入国になっているのみならず、その労働条件が劣悪であるとか、賃金がきちんと支払われていないとか、現地にブローカーがいて保証料を取っているとか、研修生は日でパスポートを取り上げられているとか、色々な問題があります。制度の問題のみならず、この制度を推進している国際研修協力機構(JITCO

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    biconcave 2012/05/30
  • 緒方林太郎『欧州左派の通商論』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、フランス左派のイデオローグとして有名なエマニュエル・トッドのを何冊か読んでいます。トッドが一番有名になったのは、たしか1970年代にソ連の乳児死亡率が高いことから分析を進めて、ソ連という国が長持ちしないということを予想した「最後の転落(la chute finale)」ですね。このは邦訳されていないと思いますが、世界的には非常に注目された著作です。 最近では「帝国以後(Apres l'Empire)」が有名ですね。アメリカの衰退を予言したで、当時、イラク問題で米欧対立があったこともあってか、独仏では特によく売れました。これは今、読んでもなかなか面白いので是非お勧めしたいと思います。 ただ、私はどちらかと言うと、「帝国以後」よ

    緒方林太郎『欧州左派の通商論』
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    biconcave 2012/05/16
    最近のおがりんさんは思索的かつますます一票にもつながらない方向に走っていっているようで喜ばしい
  • 緒方林太郎『自由、そして逃走』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、とても気になることがあります。それは「日には実はエーリッヒ・フロムが言った『自由からの逃走』の現象が生じつつあるのではないか。」ということです。 普通に考えれば、自由を放棄するなんてことはあり得ないというのが進歩的であれ、保守的であれ、世界のスタンダードの史観です。人間の歴史というのは、どうやって政治的、宗教的な権威から逃れ、自由で独立した存在であるかを追求する営みであったというのは、多分正しいと思います。したがって、これは「自由への逃走」とでも言うべきものなのでしょう。 エーリッヒ・フロムは戦間期のドイツについて、自由を与えられた人間が如何にそれを放棄し、ファシズムに走ったのかをかなり丁寧に分析しました。この「自由からの逃走」

    緒方林太郎『自由、そして逃走』
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    biconcave 2012/05/16
  • 緒方林太郎『連用制』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 選挙制度改革で連用制なるものが議論されています。率直に言って、私はあれは憲法違反だと言われる可能性がとても高いと思っています。今の選挙制度でも比例代表はありますが、連用制というのは、あの比例代表制のドント方式の商を小選挙区で取った議席+1からスタートするというものです。これだけの説明では具体的なイメージを抱くことは難しいですね。 そもそも論として、選挙の基的なルールというのは「票をたくさん取れば議席が増える」というものだろうと思います。しかし、連用制についてはそうならないのです。多分、郵政選挙の時の自民党、2009年の際の民主党では小選挙区当選が多いため、結果として比例で取れる議席がとても少なくなります。断片的なイメージとしては、比例

    緒方林太郎『連用制』
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    biconcave 2012/05/12
    超過議席を認めて併用制にしよう/半数改選とか考えるとすごく変なことになりそうだが
  • 緒方林太郎『問責と特例公債法』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 参議院で問責決議が可決されました。法律上は根拠がないものですが、その効果たるや、一院から「うちの院ではあなたを受け入れない」と言われるに等しいわけですから絶大なものがあります。これは民主党が野党時代にも使った手法ですから、ある意味倍返しでやられているということです。衆議院の今任期中、こういう手法が出てくることはやむを得ないと思います。 同様に特例公債法が国会を通っていません。これは何のことかと言うと借金をするための権限を与えてもらう法律です。予算が成立しても、借金をする権限がないと今の予算は回らないわけですから、現時点では予算はとても脆弱な根拠の下で執行されているということになります。実務上は国債ではなくて、財務省の短期証券で回しながら

    緒方林太郎『問責と特例公債法』
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    biconcave 2012/04/23
    >総選挙直前に「問責はやらないし賛成しない」「予算と一緒に特例公債法は可決する」ことをを合意すべき/総選挙後どういう政権構図になるのかは分かりません。そういうタイミングだからこそ、このディールが成立す
  • 緒方林太郎『両院協議会』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 平成24年度予算が可決されました。衆議院と参議院とが異なった議決をしたため、最終的には衆議院の議決が国会の議決となりました。こういうと難しいですが、衆議院で多数を取っている与党の提出した通り予算が成立したということです。捻じれた国会ではずっとこういう状況が続くのが通例となっています。 【憲法】 第60条 予算は、さきに衆議院に提出しなければならない。 2 予算について、参議院で衆議院と異なつた議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、又は参議院が、衆議院の可決した予算を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて30日以内に、議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする。 【国会法】 第85

    緒方林太郎『両院協議会』
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    biconcave 2012/04/06
    そもそも憲法書いた人がねじれ国会について深く考えていたのか相当に怪しい
  • 緒方林太郎『国民投票』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 国民投票について、憲法改正のみならず、国政にとって重要なテーマについても可能とすべきかどうかというテーマがあります。これは現在の国民投票法の附帯決議に「国民投票の対象・範囲については、憲法審査会において、その意義及び必要性の有無等について十分な検討を加え、適切な措置を講じるように努めること。」というのがあります。 憲法のみならず、幅広いテーマについて、直接国民の声を聴くというのはとても尊いことなのですが、フランスでの国民投票制度を少しだけ齧ってきたものとしてはある程度の留保があります。 まず、そもそもフランスの第五共和制で何故国民投票制度が設けられたかというと、基的には「議会不信」といった背景があると思います。第四共和政における政権が

    緒方林太郎『国民投票』
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    biconcave 2012/04/04
    うーん、むしろ国民投票というのは、大連立や首相公選と同じ「政権が弱い時の手段」なんだと思うな>国民投票制度自体が君主的統治のツール/上手く行かない時はポピュリズムと独裁という制度に繋がる可能性
  • 緒方林太郎『砂漠の民』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 トゥアレグ族と言われる民族がサハラ砂漠全域に亘って居ます。典型的な「砂漠の民」なんですが、顔つきはちょっとアフリカ系とは違うような気がします。何と言えばいいのか難しいのですが、顔つきがとても精悍でハンサム・美人系の顔 なんです。有識者によっては「昔、コーカサス(カスピ海沿岸)から来たのではないか」という人もいます。私にはよく分かりませんが、顔だけを見ていると「さもありなん」という感じです。 このトゥアレグ族、ニジェール、マリ、アルジェリア、ブルキナ・ファソ、リビアあたりに住んでいます。イメージ的にはパリ・ダカール・ラリーで最難関地と言われ放映される地域です。基的には砂漠なのですが、サハラ砂漠の中には山脈とでも呼ぶべき地域が結構あります

    緒方林太郎『砂漠の民』
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    biconcave 2012/03/28
    トゥアレグ/タマシェク問題
  • 緒方林太郎『マリのクーデター』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 マリでクーデターが起こってかなりの時間が過ぎました。セネガル在勤時に10回以上、出張で行った国ですから特別の思いがあります。 数か月前にこういうエントリー を書いていただけにとても残念です。大統領のアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(ATT)は国父として尊敬されていたことは事実です。任期はあと1ヶ月ちょっとでした。何もこんなタイミングでクーデターを起こさなくてもいいのにと残念になります。 ATT自体、丁度20年前にクーデターを起こしたことがあります。ただ、当時とは全然状況が違って、その時の大統領のムーサ・トラオレは強権政治と拷問、虐待等で国民の人気を失っていました。それをひっくり返したATTはむしろ国民的ヒーローでした。しかも、その後すぐに民

    緒方林太郎『マリのクーデター』
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    biconcave 2012/03/28
    >私の読みでは、クーデターはあまり首尾よく終わらないように思います。住民の支持が全く存在しない状態では次第に辛くなってきます。この20年で培われたマリ国民の民主主義体制への矜持は相当なものがあるでしょう