ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題で、同事務所の藤島ジュリー景子社長が謝罪した。 もっとも謝罪は動画と文書による一方的なもので、質疑はなかった。 謝罪の対象は「被害を訴えられている方々」と「関係者の方々、ファンのみなさま」で、性被害の実態については「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」として事実認定を拒んだ。 今後の調査についても「ヒアリングを望まない方々も対象となる可能性が大きい」などとして第三者委員会は設置しないという。当事者が掲げる理由として、適切とはいえない。 これでは幕引きを図るためだけの、形ばかりの謝罪と受け止められても仕方あるまい。 この問題は、事務所の元所属タレントによる告発や、英BBC放送が「J―POPの捕食者 秘められたスキャンダル」と題して3月に放送した
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