太平洋のクロマグロとアメリカウナギが、国際自然保護連合(IUCN)が17日に公表したレッドリストで新たに絶滅危惧種に指定された。マグロ、ウナギを世界最大レベルで消費する日本。今回のレッドリスト公表でIUCNは「アジアの消費」をことさらに強調しており、「日本を名指しで警告したに等しい」との指摘もある。今後、私たちの食卓はどうなるのか。 マグロ取扱量が全国1位の東京・築地市場。国内産クロマグロ1キロ当たりの今年9月の取引平均価格は3279円で、5年前と比較して約300円上昇した。輸入物も1キロ当たり約1400円上昇しており、同市場水産農産品課の担当者は「値上がりする一方という印象」とため息をつく。 未成魚を養殖して太らせた輸入物は手頃な価格で人気が高い。家庭の食卓に上る機会も多いが、前出の築地市場の担当者は「最大の輸入先であるメキシコでも未成魚の漁獲規制も強まっている。資源回復を急がなければレ
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