沖縄県や県警が適切に対応していたら、防げた事故だったのではないか。 同県名護市安和(あわ)の国道で6月、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議する女性と警備員の男性がダンプカーにひかれ、男性が死亡する事故が起きた。女性は足を骨折した。 現場では数年前から、辺野古移設工事に使う土砂を運搬するダンプカーの前を反対派がゆっくりと歩いて妨害する抗議活動が行われていた。車道に出た女性を警備員の男性が制止しようとして、左折中のダンプカーに巻き込まれたとみられる。 何に抗議するのも自由だが、危険な行為は許されない。事故を招くような抗議活動は即刻やめるべきだ。 玉城デニー知事は事故について、「県民の安全に責任を持つ者として極めて遺憾だ」と述べた。その上で沖縄防衛局に対し、安全対策が十分講じられるまで土砂の運搬作業を中止すべきとの考えを示した。作業は10日現在、中断している。 これはおかし