<澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士> パールハーバーでのアベ晋三の、なんとも面妖な17分間の演説。朝、ラジオで聞いていて、神経に障った。不愉快極まりない。 なるほど、詐欺師と総理大臣とは、平気で嘘をつかねば務まらない。「アンダーコントロールでブロック」のときも呆れたが、今度は戦争と平和についての問題として、さらに深刻だ。 演説の内容は、3つの部分からなる印象。 (1) どうでもよい、情緒的で無内容なつまらぬ部分。 (2) それ自体間違ってはいないが、「そんな演説をする資格があるのか」と突っ込まねばならない部分。 (3) そして、本音の問題発言部分。 (1) 「耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、やわらかな光に照らされた、青い、静かな入江。」「耳を澄まして心を研ぎ澄ますと、風と、波の音とともに、兵士たちの声が聞こえてきます。」「あの日、爆撃が戦艦アリゾ