野田改造内閣が13日、「社会保障と税の一体改革」を掲げてスタートしたが、国家の緊急課題はそれ以外にもある。元拉致問題担当相で、拉致被害者や家族の信頼の厚い中山恭子参院議員(71、たちあがれ日本)は14日未明、拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親とともに、ラジオ日本「ラジオ時事対談」(毎週土曜午前1時~)に出演し、野田首相に対して拉致問題解決の覚悟を求めた。 まず、北朝鮮の指導者交代について、中山氏は「軍事政権ができた可能性がある。朝鮮人民軍が一人歩きして、金正恩氏をコントロールした場合、どう交渉すべきなのか。野田首相から『拉致被害者の安全を保障せよ。危害を加えたら大変なことになる』というメッセージを早急に出すべきだ」と指摘した。 そのうえで、年内にも再開される6カ国協議に向けて「拉致問題も交渉テーマに入れるよう、中国とロシア、韓国を説得しなければならない。野田政権の交渉