今年3月、上海市の黄浦江で豚の死骸を回収する清掃作業員。この事件には感染症などで死んだ豚を食用として市場に流していた密売グループの関与が疑われている(ロイター) かつてマクドナルドのハンバーガーにミミズが使われているという「都市伝説」があった。マックにとって今回の痛手はその比ではあるまい。 『週刊文春』(5月2日・9日ゴールデンウィーク特大号)奥野修司さん(ノンフィクション作家)と文春取材班による「あなたはそれでもチキンナゲットを食べますか? マクドナルドの中国産鶏肉が危ない!」。中国猛毒食品キャンペーンの第6弾だ。 マックは時々、食べているから、新聞広告を見てギョッとした。 今年1月、中国共産党系機関紙「北京青年報」に衝撃的ニュースが掲載された。 「河南大用食品グループが、病気で死んだ鶏を長期にわたって加工販売し有名ファストフード店で売っていた、との情報がネットに流れた」【中国トンデモ事