「慰安婦=性奴隷」という不名誉な評価のルーツをたどると、朝日の誤報に行き着く。なぜ訂正しないのか(東京基督教大学教授・西岡力 月刊正論8月号)朝日の「誤報」を繰り返し指摘した読売新聞 橋下徹・大阪市長(日本維新の会共同代表)の発言をきっかけに、旧日本軍の慰安婦問題が再び国際的議論の的になっている。その渦中で、「日本官憲による慰安婦強制連行はなかった」との立場で20年余にわたる論争に加わってきた筆者にとって、大きな手応えを感じる出来事があった。橋下氏が5月13日に最初に慰安婦問題に言及した直後、読売新聞が《慰安婦問題は朝日新聞の誤報を含めた報道がきっかけで日韓間の外交問題に発展した》と繰り返し報じたことである。 読売の記事を引用する。まず、橋下氏の発言を紹介した5月14日付朝刊では、「従軍慰安婦問題」と題した用語解説記事の中で、「1992年1月に朝日新聞が『日本軍が慰安所の設置や、従軍慰安婦
安倍首相がなにかと自慢するのが祖父の岸信介(のぶすけ)。戦前は官僚として満州の開発を主導。太平洋戦争開戦時の東条内閣では商工大臣を務め、戦争犯罪の容疑で逮捕された人物です▼ところが戦後、アメリカの占領政策の転換によって政界に復帰。反共をかかげて保守勢力を結集し、1956年に自民党初の総裁選に立候補します。買収の札束が乱れ飛び、これが戦後の金権政治のきっかけをつくったといわれます▼財界や闇の勢力にも人脈を築いた岸は権力の頂点まで上りつめ、その後も隠然たる力をふるいました。「政治は力であり、金だ。力ある者のみが党内競争者を蹴落とし、その主導権を確立することができる」(『巨魁 岸信介研究』)▼金権政治といえば、有名なのは田中角栄ですが、岸も数々の汚職疑惑に名を連ねてきました。それをすり抜けてきたのは、利権の構造のなかに身を潜め、張りめぐらした人脈を生かし、巧妙に立ち回ってきたからでしょう▼体質の
自民党が「若者の『使い捨て』が疑われる企業等への対応策の強化」として4月に発表していたブラック企業対策が、同党の参院選公約からスッポリ抜け落ちていることが話題になっています。 自民党の雇用問題調査会は4月19日、「今後の我が国の成長を支える若者・女性・高齢者の就業の在り方に関する提言」をまとめました。 提言では、社会問題となっているブラック企業を念頭に「問題のある企業等への入職抑制策の検討」「重大・悪質な法違反がある場合の司法処分と企業名公表」と具体策を盛り込んでいました。 同調査会事務局長の鈴木淳司衆院議員は「この提言は、参議院選挙公約にも盛り込まれ、またこの先まとめられる政府の基本方針にも反映される予定である」(議員ホームページ)としています。 ところが、自民党の「参議院選挙公約2013」には、提言にあった文言は一切載っていません。 なぜか―。 過酷な長時間労働で従業員が自殺に追いこま
国防軍創設や「公益及び公の秩序」の名による基本的人権の大幅制限、過半数で改憲発議できるようにする96条改定―。こうした内容を盛り込んだ自民党「憲法改正草案」(2012年4月発表)を主導したのは安倍晋三首相側近グループだった、という舞台裏が同党憲法改正推進本部メンバーら関係者の証言からわかりました。 自民党が昨年4月28日に決定した憲法改正草案をまとめたのは同党憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)。原案作成には29人の衆参議員メンバーによる起草委員会(委員長=中谷元・元防衛庁長官)が当たりました。 起草委員会メンバーだった一人は「安倍さんはメンバーではなく出席していなかったが、安倍さんの意向をうけて発言する人はいた」と振り返ります。 05年にはなかった 憲法改正推進本部関係者は「05年に発表した自民党新憲法草案には国防軍などはなかった。ところが、安倍さんのグループが起草委員会メンバーに多数入っ
(平成25年7月2日(火) 11:13~11:19 於:合同庁舎4号館6階620会議室) 1.発言要旨 本日の閣僚懇談会において、6月10日から28日まで各府省で開催された行政事業レビュー公開プロセスに関連して、外部有識者から指摘された事項については、十分尊重し、事業の改善を行うこと。また、この指摘事項については横串の視点に立って、他の類似事業などの点検改善にも活用すること、の2点を各大臣に要請いたしました。また、各府省において、すべての事業の点検を厳格に行い、その結果を平成26年度予算の概算要求や予算の執行に的確に反映すること。執行実態を具体的に記載するなど、国民にわかりやすいレビューシートの作成、公表を行っていただくことについても改めて要請いたしました。 来週にかけて、各府省においてレビューシートの中間公表が行われますが、これに併せて行政改革推進本部事務局において、行政事業レビューシー
映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 過日書いた辛坊治郎についての記事は、拙ブログではしばらくぶりのヒット記事となり。わりと多くの読者の方に読んでいただきました。あらためてお礼を申し上げます。 辛坊の場合、なぜ彼があそこまで厳しい指弾を受け、彼も弁明ができないかといえば、つまりは彼が以前「自己責任」めいたことを主張したからです。イラクに行って身柄拘束された人たちとヨットで外洋に出て遭難した辛坊ではまた状況は異なりますが、しかし私が記事で指摘したように辛坊はタリバン政権崩壊直後のアフガニスタンを訪れています。失礼ながら、辛坊がこの時殺害、負傷、身柄拘束その他の状況に現地で陥ってもぜんぜん不思議ではなかったはずで、そうなったら「自己責任」ではどうにもならないでしょう。自分だって危険な道を歩いているのに他人に「自己責任」を要
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