古屋圭司拉致問題相は15日、熊本市内で講演し、北朝鮮の張成沢(チャンソンテク)前国防委員会副委員長の処刑について「北朝鮮はまさしくマフィア国家だと思った。身内まで粛清していった映画『ゴッドファーザー』と同じようなことをやっている」と批判した。張氏は金正恩(キムジョンウン)第1書記の義理の叔父だった。 古屋氏は他国の在北朝鮮大使から聞いた話として、張氏が金氏とともに大使らの会合に出席した際、金氏の肩をポンとたたいてから中座したと説明。古屋氏は「たたかれた方はどういう意思を持つか」と指摘し、張氏の金氏への態度が処刑につながった可能性があるとの見方を示した。