国軍捕虜は従軍慰安婦より重要ではないか 彼らの犠牲でわれわれが豊かに生きながら、従軍慰安婦だけに気を使うとこれから誰が銃を持って祖国を護る戦争に出るだろうか。国家の倫理、国民の義理の問題だ。いや国家の存在理由に関する問題だ。 趙甲済 人間であれ国であれ、優先順位が間違えば物事が駄目になる。従軍慰安婦問題で日本と数年も葛藤してきた韓国が、北韓政権に対しては国軍捕虜の送還問題を一度も公式提議したことがない。だから対北政策がうまく進むはずがないのだ。政府は従軍慰安婦問題が国軍捕虜問題よりもっと重要だと判断した模様だ。果たしてそうだろうか。 1.国軍捕虜の送還問題は人命がかかった問題だ。従軍慰安婦問題は名誉の問題だった。どちらがもっと急を要するのか。従軍慰安婦の苦痛は過去のことで、国軍捕虜は現在進行形だ。どちらがもっと急を要する問題か。 2.北韓政権が不法抑留した国軍捕虜は約6万人、少なくとも数千