【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は6日の記者会見で、米連邦議会議事堂襲撃事件から1年が経過したことに関し、「米国式民主主義は破綻百出だ」と批判した。 中国は、バイデン米政権が昨年12月に「民主主義サミット」を開いたことに反発し、米国が掲げる民主主義を批判するキャンペーンを繰り広げた。汪氏は、襲撃事件について「世界を驚愕(きょうがく)させた」と主張。混乱を生んだ米軍のアフガニスタン撤収にも触れて、「米国は教訓をくみ取ることがないばかりか、民主主義のリーダーを気取って民主主義サミットを行った」と非難した。