国民民主党出身者を中心とする新党「教育無償化を実現する会」は21日、党設立記者会見を国会内で開いた。前原誠司代表は、次期衆院選に向けた「非自民」「非共産」の勢力の結集を重ねて訴え「中核を担える野党は立憲民主党と日本維新の会だ」と持論を展開した。野党第一党と第二党の橋渡し役に意欲を示す前原氏だが、その具体策への言及は乏しく、構想が現実味を帯びるかは見通せない。 会見には前原氏ら所属国会議員5人全員が参加し、斎藤アレックス政調会長が「所得制限のない全世代型の教育無償化の実現」などの基本政策を発表した。前原氏は、立民、維新両党も教育無償化を掲げているとして、結集軸になりうる政策だとの認識を示した。 とはいえ、両党が衆院選に向けて手を携える気配はうかがえない。 立民は7日、過去の国政選挙で野党連携を支援してきた「市民連合」の要望を受け入れる形で、共産など3党と事実上の政策合意を交わした。維新は、共