救う会・家族会・拉致議連の代表が訪米の日程を終え帰国しました。それぞれ忙しい中誠にご苦労様でした。 さてしかし、今回米国側に理解を求めたという「親世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」という救う会・家族会の運動方針について、私は反対せざるを得ません。理由は次の通りです。 (1)そもそも「全拉致被害者」がどこまでを指すのかが不明 「全拉致被害者」が何人いて、誰がどこにいるのかを把握している人間はいません。金正恩でも分からないでしょう。もちろん日本も米国も韓国も中国も全体は把握していないはずです。しかもグレーゾーンのような人(騙されて北朝鮮に行ったケースなど)はどこまでが拉致と言えるのか不明確です。また日本国籍でない拉致被害者、金田龍光さんや高敬美・剛姉弟などはここに入るのでしょうか。 (2)従って誰も検証できない 誰も把
8月31日付3645号でお知らせしたように、文科省から都道府県・政令市に対し拉致問題に関する書籍を図書館に充実させるよう要請文書が発出されました。これにあわせて特定失踪者家族会作成・特定失踪者問題調査会監修の拉致問題・北朝鮮人権問題関連書籍一覧を作成しました。とりあえず以下の私のブログからダウンロードできますのでご利用いただければ幸いです(必要であればメールやFAXでも送ります)。なお、まだ抜けている本が多数あると思います。お気づきの方はお知らせ下さい。また、掲載されている書籍には私たちと意見の異なるものもできるだけ掲載しましたが、最終的な判断は私が行いました。 http://araki.way-nifty.com/araki/2022/09/post-cf6ae2.html さらにお願いです。 ◎地方議員の皆さんは関連書籍の図書館への収蔵状況についてご確認いただき、少ない場合はぜひ増やし
ちょうど安倍元総理銃撃のニュースが飛び込んできた7月8日、特定失踪者家族会では今井英輝会長ら役員が石川正一郎・拉致問題対策本部事務局長と面会していました。そこで公立図書館への拉致問題関連図書の充実について要請をしたところ、拉致対と文科省で協議し、文科省から自治体への要請文書(下記①)が昨日8月30日付で送付されました。また、これに先立ち前日29日付で拉致問題対策本部から文科省への依頼文書(下記②)が送付されています。 御協力いただいた関係各位に御礼申し上げます。これまでも全国各地の皆さんが地元図書館に拉致問題関連図書を置いてもらうよう要請して下さっていますが、今回公式的なお墨付きも得られたわけで、ぜひさらに進めていただくようお願いします。特に地方議員の皆様には議会での質問も含め御協力をよろしくお願い申し上げる次第です。 なお、これまで出版された拉致問題に関わる図書の一覧については、全ては網
元新潟県庁職員大澤孝司さんの失踪からこの24日で47年になりました。同日NHK新潟放送局も長めのニュースで報道、新潟日報も大きく取り上げてくれました。新潟日報の記事は私のブログで見ることができます。 http://araki.way-nifty.com/araki/2021/02/post-0c60d0.html また既に告知しているように19日に行った現場でのYouTubeライブも下のURLでご覧いただけます。 https://youtu.be/nSkxPGhZnzo 私は既に大澤さんの現場(佐渡市)には何度も行っていますが、今回特に気になったのはレーダーサイトとの関係でした。佐渡の西岸、春日崎には昭和23年(1948)に米軍が部隊を展開し、その部隊は朝鮮戦争休戦後の昭和29年(1954)には金北山山頂に移駐、その後航空自衛隊に移管されています。 佐渡に米軍が来たというのは朝鮮半島を監視
今日のYouTubeメッセージでもお話ししたのですが、講演などに行くとよく「北朝鮮は今でも拉致をしているのか」という質問を受けます。ショートメッセージへのコメントでも「昨年山梨県で失踪した小倉美咲ちゃんは?」というご質問をいただきました。 本件に北朝鮮が関わった可能性は低いと思いますが、他にも昭和63年(1988)徳島で失踪した松岡伸矢君などの例もあり子供の特定失踪者はいます。警察断定の高敬美・剛姉弟のケースは特殊ですが、北朝鮮に子供を工作員に仕立てるための施設があるとの話もあります。いずれにしても北朝鮮は拉致をやめたとは言っていません。やり方は色々変えるでしょうが、必要があればいつでも拉致すると思います。その前提でいた方が良いです。 何しろ日本の海岸は警備が厳しくなったなどの話は全くありません。ボロボロの木造船に乗って漂着する船員もほとんどは漂着どころか上陸して近くの民家に行って分かると
以下は2232〜2234号の内容をまとめて6月30日の記者会見の折に発表したものです。なお、その一部をインターネット放送「チャンネルAJER」で解説しています(会員制・前半無料 http://ajer.jp/video/show/fd0c21560d56a7f0ddeb1c7969cf57b9)。 ------------------------------------------------- ●10年間なされていない「拉致認定」 現在政府認定の拉致被害者は以下の通りである(敬称略)。 昭和52(1977)年 久米裕・松本京子・横田めぐみ 昭和53(1978)年 田口八重子・田中実・地村保志・浜本富貴恵・蓮池薫・奥土祐木子・市川修一・増元るみ子・曽我ひとみ・曽我ミヨシ 昭和55(1980)年 石岡亨・松木薫・原敕晁(ただあき) 昭和58(1983)年 有本恵子 この中で最後に拉致認定され
平成9年(1997)4月福井県で失踪した宮内和也さんについて、日本国内におられたことが確認されました。 現時点で詳細は分かっていませんが、基本的にはその事情がどうあれご家族が再会できることが最も望ましいことです。特に宮内さんの場合お父さんが体調を崩されており、再会できるのであればそれ以上のことはありません。 詳しいことはご家族が明日地元で会見されると聞いていますが、私たちとしてもプライバシーに配慮しつつ失踪状況などについて確認していきたいと思っています。 これにより現在のリストは次のようになります。 調査会独自リストの公開者 271名 うち拉致濃厚(通称1000番台リスト) 77名 同 拉致疑惑(通称0番台リスト) 194名 これまで公開した特定失踪者 300名 うち国内で消息が確認された人 25名(うち2名は既に死亡) うち政府認定(警察断定を含む)された人 3名 うち事情により公開から
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