承前*1 「レゲエ今昔」http://black.ap.teacup.com/fukashinogakuin/59.html 2004年の記事。「ラスタファリズム」*2とホモフォビアとの関係に関する叙述をメモ; 確かにもともとラスタファリズムには、アフリカ起源の文化にありがちなマチズムと裏返しの、性差別的・同性愛差別的な伝統はあった。また「ナイヤビンギ」という名称が「白人を殺せ」という意味の言葉から来ているという説もあるように、排他的で狂信的、暴力的なアティチュードを少なからずサポートする部分があることも確かだ。しかしそうした側面が、レゲエ・シーンの中でここまで力を持ったことは、かつてなかったのではないか。 昔、CAPLETONやBUJUがにわかラスタ路線を打ち出し始めた時は、その力強い素晴らしいサウンドに「これからダンスホールは面白くなるに違いない!」と期待したもんだったけど、まさかこん
*Beats21に載った私(藤田正)の記事「懲りないレゲエ・シンガーのゲイ差別:シズラ、ブジュ・バントンらの歌詞を巡って」について、『ボーン・フィ・デッド』の訳や『パトワ単語帖』などの著作で知られる森本幸代さんに寄稿してもらった。レゲエ・ミュージックだけではなくジャマイカのジェンダーの問題にも造詣が深い森本さんが、ダンスホールの歌詞、そしてその背景をどうとらえているのだろうか。(藤田正) 藤田さん、こんにちは。 先日藤田さんが書かれていた、ダンスホールのゲイ・バッシングに関する記事の感想ですが、これは本当に微妙な問題です。まず海外の人権団体が、何を求めているのか。これがわたしにはまだよくわかりません。そのアーティストに(1)「ホモフォビアな歌を歌うな」と言っているのか、(2)「ゲイを殺せ!と歌うのはやめろ」と言っているのか、(3)「ジャマイカのホモフォビア自体を非難している」のか。これは同
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く