飯間浩明 @IIMA_Hiroaki 最近の言い方「ほぼほぼ」の謎。毎年9月になると、このことばをGoogleで検索する人が増えるらしいのです。グラフを見ると、たしかに周期性があります。季節とは関係ないはずの「ほぼほぼ」に、なぜこんな現象が起こるのか。不思議な話です。 pic.twitter.com/W8nlkivPIc 2016-05-09 22:35:08
以前にも書いたことがあると思うのだが、私は、「政治とカネ」というこの決まり文句を耳にする度に、微妙にイライラした気持ちになる。理由は、「政治とカネ」が、具体的に何を指し示しているのかについて、この見出しは、結局のところ、何も説明していないからだ。 そもそも、「政治とカネ」というこのフレーズは、抽象名詞を二つ並列させただけのもので、ひとつの文として完結していない。 「花と蝶」 「酒と涙と男と女」 「部屋とワイシャツと私」 「オレとお前と大五郎」 「ネギとイモ」 「木村と中居」 これらは、実のところ何も語っていない。 それぞれの単語がもたらすそれぞれの映像と、関係を匂わせる物語の予感と、余情と余韻と余白以外には、何も伝えていない。 主語も述語も無い。 言わばポエムの断片に過ぎない。 にもかかわらず、二つの名詞を一音節の接続詞でつなげただけの成句である「政治とカネ」は、深い含蓄のあるヘッドライン
国連の委員会で、日本の人権人道担当大使が英語で「ご静粛に」と言うつもりが表現力の不足のためか、公の席では普通は使わないような汚い表現をしたというニュースがありました。この問題に関しては、色々な角度からの評論がされているようですが、私には「日本語では暴言に対するタブー意識が少ない」という問題があるように思われます。 この「大使」が暴言を吐いたという事件そのものよりも、この事件のインパクトが余り日本では広がらなかったことが気になります。例えば、事件が起きてから、新聞やTVなど全国的なメディアが取り上げるまで半月近くかかっています。その背景には、外務省の記者クラブの構造もあるのでしょうが、この問題、つまり「暴言」というのは反社会的な行為だということが、伝わりにくいカルチャーがあるのだと思います。 それにしても、日本というのは暴言に甘い社会だと思います。 例えば、現在問題になっている在日韓国人・朝
敬語の指針 平成19年2月2日 文化審議会答申 敬語の指針 目 次 はじめに………………………………………………………………………………………… 1 第1章 第1 敬語についての考え方 基本的な認識 1 敬語の重要性……………………………………………………………………… 5 2 「相互尊重」を基盤とする敬語使用…………………………………………… 6 3 「自己表現」としての敬語使用………………………………………………… 7 留意すべき事項 1 方言の中の敬語の多様性………………………………………………………… 8 2 世代や性による敬語意識の多様性……………………………………………… 8 3 いわゆる「マニュアル敬語」…………………………………………………… 9 4 新しい伝達媒体における敬語の在り方……………………………………… 10 5 敬語についての教育…………………………
国際社会に対応する日本語の在り方(答申)(抄) 目次 [はじめに] [Roman1 ] 国際社会における日本語 一 国際社会と言語 二 国際社会における日本語の位置付け 三 日本語の国際的な広がりについての基本的な考え方 [Roman2 ] 日本語の国際化を進めるための方針 一 世界に向けた情報発信の促進 (一) 世界に向けた多様な情報発信の必要性 (二) 情報通信ネットワークに提供する情報の充実 (三) 言語による情報交流の必要性から見た通訳・翻訳の重要性 二 多様な日本語学習需要に応じたきめ細かな学習支援 (一) 国内における学習支援 (二) 海外における学習支援 (三) 国内外を通じた学習支援のための基盤強化 三 国際化に対応する日本人の言語能力の伸長 (一) 国際的な視点から見た日本人の言語運用の特徴と問題点 (二) これからの時代に求められる日本人の言語能力 [Roman3 ]
「ビジネス英語の歩き方」とは? 英語番組や英会話スクール、ネットを通じた英会話学習など、現代日本には英語を学ぶ手段が数多く存在しています。しかし、単語や文法などは覚えられても、その背景にある文化的側面については、なかなか理解しにくいもの。この連載では、米国で11年間、英語出版に携わり、NYタイムズベストセラーも何冊か生み出し、現在は外資系コンサルティング会社で日本企業のグローバル化を推進する筆者が、ビジネスシーンに関わる英語のニュアンスについて解説していきます。 →「ビジネス英語の歩き方」バックナンバー 前回「日本人英語のここが外国人に笑われている(関連記事)」では、日本、中国、韓国など東アジアの国々で使われている「英語」の揚げ足を取って、いわゆる英語ネイティブがいかに陰険な喜びに浸っているかという話を紹介しました。 今回は、商品名や社名の英語(ローマ字)表記についてです。ここには日本人、
こんにちは、kobeniです。はてなダイアリーでブログを始めて、そろそろ4年目になりますが、はてなブログにお引っ越しをしました。ダイアリーにもまだアクセスできる状態ですが、過去ログもこちらに移動しました。今後はこちらで書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!(今すぐサイドバーの「読者になる」ボタンを押しましょう…押すのです……) ヘッダや記事体裁のデザインは、またもbandicootさんにお願いしてしまいました。かわいいし読みやすいから、PCで読んでほしい!ヘッダは時々、着せ替えしたりする予定です、うふふ。 毎年、年末にブログを振り返ると、「更新頻度が低すぎるorz」と落ち込むのですが、今年は、過去ログもたまってきたことだし、自力で薄い本でも出したいなぁ…と夢想しています。はてなブログは過去ログを辿りにくい(なぜ「記事一覧ページ」がなくなってしまったんだろう)ので、余計にそんな風に
ストーリー by reo 2013年01月15日 11時50分 fuckin-bullshit-daisy-daisy♪ 部門より IBM が開発したスーパーコンピューターの Watson が、一時的に「スマート」から「スマートアス (smart ass)」になっていたとのこと。Watson に人間味を持たせたいと考えた IBM の研究チームが、俗語ばかりを集めたオンライン辞書「Urban Dictionary」を Watson に記憶させたのだそうだ (International Business Times の記事、本家 /. 記事より) 。 結果、形式張っていない自然な人間の言葉で会話できるようにという目的を大きく逸れて、下品な言葉を使うようになってしまったようだ。Watson は「時と場合」による言葉の使い分けができないため、例えば研究者の質問に答えるのに「bullshit」といっ
特別座談会 出版・新聞の校閲者、『大辞林』の編集者が語り明かす あなたの日本語、ヘンです 流行語、日常語、ニュース用語 日本語の世界はここまで深い 言葉のうつろいはめまぐるしい。新語、流行語、死語。誤用が罷り通っていたり、意味が変化してしまうこともある。「日本語力の低下」と言うのは簡単だけど、では「正しい日本語」って一体何だろう? 五輪報道で間違いだらけ 原田 この夏日本はロンドン五輪に沸きましたが、私たち校閲者も五輪関連で面白い体験をさせてもらいました。というのは、記者からあがってきた五輪の記事原稿に、おかしなものが結構あったんです。 例えば卓球女子団体戦でメダル獲得を決めた日本代表選手が、感極まって「顔を互いの胸にうずめる」という一文がありました。これ、よく考えてみると不自然なんです。 大嶋 ああ、体勢的にかなりしんどいというか、ちょっと無理がありますね。 原田 そうなんです。迷った末
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "かばん語" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2013年2月) かばん語(かばんご、英: portmanteau word)[1]または混成語(こんせいご、blend)[1]とは、複数の語のそれぞれの一部を組み合わせて作られた語。混合語[注 1]、混交語[注 2]、または合成語[注 3]とも呼ばれる。合成語と似ているが、合成語が語の語基を完全に保って2語を組み合わせたものであるのに対し、かばん語は語の一部分同士を組み合わせる点で異なる[2]。“smoke”(煙)+“fog”(霧)→“smog”(スモッグ)などがある[3]。英語
英文で最も多く使われるアルファベットが「e」だというのはよく知られていますが、最も多く使われる単語は「the」だそうです。プログラミング言語ではどうなのか、GitHubで公開されているソースコードを解析した結果が発表されました(The Most Frequent Word in Source Code on GitHub: PDF)。 調査ではソースコードからコメント行を除外し、アルファベットと数字のみが連続する部分を単語として検出しています。調査対象となった10種類のプログラミング言語全体で、ソースコードに最も多く登場する単語はなんと「0」で、次に「if」が続くという結果になっています。 「if」のように良く使われそうな予約語が1位というのなら解りやすいのですが、「0」が圧倒的多数で1位の座を獲得したことに素直に驚きました。マジックナンバーは使用厳禁と言いながらも、考えてみれば初期化等に
わたくし、ディラン・モナハンは、米空軍に勤務しています。日本に住み、軍のパイロットとして、日本とアメリカの関係がより深くなるように仕事をするうちに、気が付いたら、もうすぐ20年がたちました。 日本での勤務が命じられたことがきっかけで日本語を独学し始めました。最初は簡単な挨拶だけを覚えるつもりでした。それが、いつの間にか、日本語に夢中になっていました。日本人の魅力なのか? 漢字の魅力なのか? 日本の文化か? 何だろう? とにかく日本にはまりました。 わたしが、どうやって日本語を身につけたか、をこの連載で紹介していきます。この試行錯誤の経験は、日本人のみなさんが英語をはじめとする外国語を勉強する際にきっと役立つと思います。では、始めましょう。 カリブのきれいな島育ち まずは自己紹介から。わたしは1969年、ニューヨーク市で、白人の父と黒人の母から生まれました。その後、母の故郷、カリブ海に浮かぶ
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みなさまからの「ことば(国語・日本語・言語)」に関する疑問に,研究と社会をつなぐ情報として回答します。 現在は,一部,旧『国語研の窓』「ことばQ&A」を分野別に掲載しています。順次内容の更新をします。 2015年5月19日 更新 01. 数字「0」の読み方 02. 「おぼえる」の漢字表記 03. 「くださる」と「いただく」 04. 「大きい」「高い」「強い」 05. 縦書きの数字 06. 語源や由来の説 07. 「歳」と「才」の違い 08. 申し訳ございません 09. 「御遠慮ください」 10. 「全然おいしい」 11. 原稿用紙の使い方 12. 「謹啓」の結語 13. 「ぼおる・そおす」 14. 「七夕」 15. 「受付する」の是非 16. 「御社」「御校」 17. 五十音順 18. 「こんにちは」 19. 「元旦」 20. 「了解しました。」は敬意表現にならないか。 21. 「コンセン
こちらの記事に関して 「等幅フォント」の読み方 – 頭ん中 「Google IME なら『とうふく』でも出てくる(だから『とうふく』も正しい)」 という声が聞こえてきたんだけど、 そこが Google IME の恐いところでもあると思うんです。 例えば Google IME で「ふいんき」を変換すると 何の疑問もなく「雰囲気」に変換されてしまう。 これが ATOK だと 「言いたいことはわかるけどそれ違うよね」と指摘されます。 ことえりだと そもそも相手にされない。 もちろん言葉というのは常に変わり続けるものであるし ほとんどの自然言語はそもそも約束に基づいてつくられたものではなく たくさんの人が使っているうちに固まってきたものなので 何が「正しい」かを論ずるのは難しいと思います。 だから 「みんな言ってるし『ふいんき』でオッケー!ノープロブレム!」 ということになると、 この話はここでお
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